イルミナティカードに隠された秘密
1982年、アメリカはテキサス州オースティンにある、ゲーム製作会社にして出版社でもあったスティーブ・ジャクソン・ゲームズという会社が、あるカードゲームをリリースしました。
その名をイルミナティといいます。
イルミナティカードには秘密が隠されている?
イルミナティは、一般的なゲームカードと同じく、カードを使ってゲームをおこなうアナログゲームなのですが、ゲームをプレイする際に使用するイルミナティカードには、とある秘密が隠されている、と長い間噂になっており、今も解明されずに話題にあがり続けています。
ここでは、イルミナティカードとは何か、またその秘密とはどのようなものなのかを解説していきます。
1980年に設立されたスティーブ・ジャクソン・ゲームズ社
問題のカードゲームスをリリースしたスティーブ・ジャクソン・ゲームズ社は、略称SJG、またはSJ GAMESと呼ばれています。
イルミナティをリリースする2年前の1980年に、当時既にゲームデザイナーとして有名になっていたスティーブ・ジャクソン氏によって設立されました。
スティーブ氏は、もともとメタゲーミング社というところでゲーム製作をおこなっていたのですが、同年に独立し、自身の会社を設立した形です。
彼の会社はカードゲーム以外にも、テーブルトークRPGというユニークなテーブルゲームもリリースしています。
これは、各社のゲーム機のソフトやインターネットゲームによく見られるRPG(ロールプレイングゲーム)を、コンピュータやゲーム機を使わずに、鉛筆や紙、サイコロなどを使ってアナログでおこなうものでした。
イルミナティカードの噂とは
さて、問題のカードゲーム、イルミナティで使用するイルミナティカードの噂の話に移りましょう。
イルミナティカードには、他の一般的なカードゲームと同じく、さまざまな絵柄が描かれているのですが、この絵柄の内容が、イルミナティのリリースより後に起こった重大事件をあらわしているのではないか、というのです。
確かに、いくつかの絵柄については、その後発生した重大事件と符合するような要素を複数含んでいるようにも見えます。また、そもそもカードゲームとしてのイルミナティが、ベースコンセプトとして持っていると思われる内容にも注目すべき点がありました。
UFOやバミューダ・トライアングルといったオカルトや超常現象の要素をはじめとして、リベラル、暴力、政府といった政治思想であったり、人工知能や暗殺集団など、その後発生しても不思議ではない大事件を構成するであろう要素などを、絵柄の中で暗示的に使用しているのです。
このため、当時から幅広い層から人気を集めることになりました。