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2人のジョン・タイターと、彼をとりまく謀略説

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2036年の未来からやってきて、コンピュータシステムの世界では浸透しているキーワードである「UNIX」、「IBM5100」、「2038年問題」などのキーワードを使用して、現実的な問題提起を世界全体に発信するとともに、現実世界における「2038年問題」の解決をも促進させたジョン・タイター。

その功績において、ジョン・タイターという、インターネット上にしか存在しない、ある意味架空のキャラクターは、ネット上に存在していた2000年から2001年にかけて「存在意義はあった」、と言い切れるものである、といえそうです。

その彼は、「2038年問題」以外にも、さまざまな領域について「未来への示唆」をおこなっていました。

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経済的政治的な謀略説も?!

ジョン・タイターが、コンピュータシステムに依存する全人類に対して一定の功績を残したことは事実なのですが、とはいえインターネット上に現れた彼の周辺には、物理的な功績だけではなく、経済的な戦略や、政治的な駆け引きといった、なにやら胡散臭い雰囲気や印象も、しないではありません。

なぜならば、ジョン・タイターの発信から数年後、2004年になって、IBMの関係者が、「IBM5100に公表していない機能があること」を認めたり、その後コンピュータシステムの領域において「IBMという企業が、かつての勢いを失う」ということが、現実に起きているからです。

もっとも、IBMをはじめとした旧勢力が勢いを失った直接の原因は、GOOGLEをはじめとした新興勢力の出現であることは間違いないのですが、とはいえジョン・タイターの出現が、新興勢力の台頭を後押しするような形にも見えなくはないことも事実です。

 

ふたりめのジョン・タイターの存在

コンピュータシステムとはまったく関わりのない一般の人々や、IBMをはじめとしたコンピュータシステムに携わる人々の耳目を一身に集め、数か月というごく短い期間のうちに姿を消したジョン・タイターですが、数年後には再び現れ、またも興味深い提言をおこなっています。

今度はIBMに特化した内容ではなく、「タイムトラベルそのものについての知見」であったため、2000年時点で現れたキャラクターと同一人物であるか否かははっきりとはわかりません。しかし現時点の現実世界に生きている私たちが、本来は機密事項であるはずの「技術的物理的に一定の信ぴょう性をもって語られる未来」を広く共有できる、という意味では、ジョン・タイターのひとり目とふたり目が「人間として同一の存在であるか否か」はもはや問題ではなく、ある種の「啓示」としての役割をも担っている、と考えられます。

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カテゴリ: その他

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