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ブラックルチルはルチルじゃない!?

ブラックルチルって、ルチルじゃないんですよね?
このようなご質問もよく頂きますが、基本的に一般的に多く流通しているブラックルチルとは、ルチルではなく、ブラックトルマリンのことをいいます。

 
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数値にすると多くのお店で95%以上はトルマリンと聞きます。
日本名にしてしまうと黒針入り水晶となりますので、日本名でいえば、ルチルで間違いなさそうですが、鉱物学的観点からみると、まったくの別物です。

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ですが、ニ酸化チタンの内包されているものをルチルという定義は基本どのルチルにも代わりはなく、それ以外の鉱物の入っている針水晶はルチルではない。
これが基本だと思います。

 

市販されているもののほとんどはブラックトルマリン

後は、それをしっかりと認識して販売されているかどうかと、それをしっかりエンドユーザーさんたちに伝えているかどうかだと思います。

 
私もブラックルチルは何度も何度も鑑別機関に確認し、何度も何度もトルマリネイテッドクオーツという結果を見てきました。

目視ではなかなか判断できないことはわかってましたので、何度も確認をしたわけですが、途中からブラックルチルはすべてトルマリンだという気持ちにもなるくらい全くといっていいほど見つかりませんでした。

諦めかけていたその時、その出会いは突然現れました。

 

発見!いつもと違うブラックルチル

あるお店でふらっと立ち寄った時、いつも通り店内を見渡してみると、そこにはブラックルチルが置いてありました。

ルチル好きの私にとって、必ずと言っていいほど確認してしまうのはやはりブラックルチルです。ずっとブラックルチルを探してた時期でしたので、その時もいつも通り手にとってみると、何かが違う。

いつものブラックトルマリンではない。そのことはすぐにわかりましたが、ではこれはいったいなんなんだ。

店員さんに聞いてみると、返ってきた答えにびっくりしました!
それはブラックルチルです!思わずマジですか??と聞き返してしまいました。

 

リアルブラックルチルとの出会い

私は基本鑑別機関の判断がそのようにでれば、信じると決めておりますので、その時も店員さんに聞いてみました。

もしこれがブラックルチルであったら、すべて買いたいのですが、本当にルチルですか?
今までかなりの時間をかけても見つからなかったブラックルチルですので、疑いはかなりありました。

それでも店員さんはルチルですと自信を持っている感じだったので、その自信を信じ、まずは1本購入し、すぐさま鑑別機関にもっていきました。

いつもは通常の仕上げでやってもらうのですが、その時は早く結果を知りたいという衝動になっていましたので、即日でる特急で検査してもらい、結果を出してもらいました。
結果は見事にルチルレイテッドクオーツという形で出てきました。

 

思いが引き合わせた石

あれだけ探してなかったブラックルチルが、こんなにも簡単に、諦めかけていた時に突然発見できるとは、やはり何か不思議な力や引き寄せなどを感じます。

石に対する思いが強いときっと見つからないと思っていたものも見つかるかもしれない。この経験があり、根気強く探していこうと感じたのを今でも覚えています。

その後、このブラックルチルは瞬く間にお客様のもとに旅立ち、お客様も私と同じ気持ちになっていたと思います。

 

本物のブラックルチルはわずか5%!

95%はブラックトルマリンと言われている中で、その残り5%を引き当てたわけです。
これは嬉しいですよね。多くのお店で、ブラックルチルはトルマリンと言ってる中で本当のルチル、リアルブラックルチルを案内できるお店も数少ないと思います。
また、そのリアルブラックルチルにしっかりと鑑別書をつけて販売しているお店もすくないと思います。

 
本当の証明はやはり大切です。
この証明があり、初めて信じることができるのです。私と同じように。

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この記事は当ブログのライター「ねみねみ」が書きました。

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