アクセサリーとお守り、2つの意味合いでヒットしたパワーストーン
私は天然石を取り扱う仕事をしています。昔はちょっと興味があるというところから、今では大好きになり、興味が出てきた天然石について、いろいろ情報を記載していこうと思います。
仕事にしない限り得られないことも沢山あり、知ることでもっと興味が湧いて頂ければ幸いに思います。
現在、数多くの天然石が世界各国で流通しており、その数は日々増えていっている状態です。その中のごく一部がここ日本で流通していたり有名だったりします。
天然石というと、マニアックな石好きの方々という印象をお持ちかと思いますが、パワーストーンと言えばどうでしょう?もう少し馴染み深くなるのではないでしょうか?
アクセサリーとお守り、2つの意味
現在日本ではパワーストーンという、いわば、アクセサリーとお守りを合わせた提案が爆発的にヒットし人気を博しております。数年前の一時に比べると、少しその波は緩やかになりましたが、それでもまだまだ人気は絶大です。
パワーストーンというと軽く聞こえるという方もおりますが、石を研磨し本来の綺麗な姿にしてあげるという工程はダイヤモンドと同じです。
パワーストーンで使われている天然石は半貴石と言われ、ダイヤモンドなどの宝石に分類されるものは貴石という言い方とします。
どちらも原石から磨きを行い美しくなるのです。その為、宝石は高価だし、なかなか手がだしずらいし、日常使いにはちょっと、という方たちに向けた一つの提案として、パワーストーンという形で世の中に広まり、多くの方が天然石を身近に感じることができるようになったといわれております。
今では、パワーストーンの一つであった石も宝石クラスで評価されているものも数多くあります。
パワーストーンの値段も数年前に比べ数倍に
人気と希少性は価格に大きな影響を与えますので、数年前は1万円で買うことができた石も、今では3倍、4倍出さないと手に入らないものも数多くあります。石は自然から生み出されるものの為、人工的に量産できるようなものではありません。
そこに価値を感じ、世界に一つしかない、自分の石という守護石としての側面も人気の理由の一つだと思います。アクササリーという側面とお守りという側面、これはどちらも石の力や言い伝えを添えたことで人気になりました。
特別強く信じる人ではない方でさえも、アクササリーとしてなら身に付けられるという方も多いのです。またその逆で、アクセサリーには興味がないが、お守りとしてなら持ちたい。石の潜在能力を大いに生かした二つの提案は今後も続いていくことになると思います。
ブレスレット、ネックレス、ピアス、イヤリング、指輪など、天然石は、アクセサリーとしてのすべてのジャンルに属すまでとなりました。
今では、タイピンやカフス、印材など様々な商材に用いられています。この資源は大切にしていきたいですね。
宝石といえば、宝石屋さんでしか買うことができない敷居の高いものというイメージがあり、そう滅多に出入りする場所でもないかと思います。
しかしパワーストーンであれば、パワーストーンショップはもちろんのこと、洋服屋さん、雑貨屋さん、占いをしてくれるお店、印鑑屋さん等々、至るところで見受けられます。
それだけ、知名度が高まった背景には、日本人の純粋にもの事を信じる心が関係しているのかもしれません。信じるものは救われる。これはきっと日本独自の考え方なのかもしれません。
天然石の不思議な力は信じる方とそうでないかたが分かれると思いますが、私は信じて損はないのであれば、信じたいと思いますね。