おひつじ座の星座石「ガーネット」「ブラッドストーン」守護星「火星」
今回はおひつじ座(3/21~4/19)の星座石「ガーネット」「ブラッドストーン」と守護星「火星」のお話です。
おひつじ座の星座石「ガーネット」
1月の誕生石でもあり、身を守る石・成功へ導く石とされています。石言葉は、真実・友愛。古代から宝飾品に使われ、普遍の愛・忠実・貞操を意味するとされており、その真面目さが「成功」へ導くと云われています。勝利の美酒の色とも思わせるワインレッドの色合いが、そのパワーを物語っています。
おひつじ座の星座石「ブラッドストーン」
石言葉は、活力・精神力・持久力・献身・人間関係。試練を乗り越えるバイタリティーを引き出してくれるパワーストーンです。
また、「献身」という意味もあります。ブラッドストーン(血石)の中の赤い色は「キリストの血」を表すと云われ、キリストが受難にあった3月の誕生石となっています。
古代は、兵士がお守りとして戦場に持っていったと云われ、困難を乗り越える力を授けるとも伝えられ、「精神力」を高めアクシデントにも負けない「持久力」を授けてくれるとも云われています。
おひつじ座 守護星「火星」
火星を司る神は軍神・炎の神「アレス」
彼はオリンポス12神のひとりです。天空の神ゼウスと正妻ヘラの子です。オリンポスの中でもアポロンに次いで美男だったとのこと。ここからは情けないエピソードしかない彼なのですが紹介しますね。
素行のいい神ではなく、乱暴者の一面もありました。アフロディーテとの不倫現場を夫であるヘパイストスに押さえられたり、軍神ではあるものの、知恵と戦いの女神「アテネ」よりは格下ですし・・・「アレス」は暴力そのものを好んだようで、負け戦も多かったとのこと。
そんな「アレス」の武勇伝(?)ひとつ。アレスには娘がいました、「アルキッペ」です。その娘がポセイドンの息子「ハリロティオス」に襲われるという事件がありました。アルキッペが犯されそうになったまさにその時、
娘を助けるために駆けつけたアレスはハリロティオスを殺してしまいます。娘の無事を確認したアレスは胸をなでおろしましたが、怒ったのは息子ハリロティオスを殺されたポセイドンです。「息子が乱暴者のアレスに殺された!」・・・と。
アレスは云います「娘は今まさに犯されようとしているところだったのだ、父親として無法者を殺す権利がある!!」結果、アレスの「父親の権利」が認められました。
きっと軍神「アレス」はオリンポス全体からみるとチョット情けない神なのかもしれませんが、自分に近しいものには優しく、熱血漢だったのではないでしょうか。
「ヘラ」も子供たちの中で「アレス」を溺愛していたことから、今で言う「バカな子ほど可愛い」的な感じではなかったのかとも思えば、少し微笑ましく感じられます。