スーパーセブンってどんな石?希少価値の高い奇跡のパワーストーン
スーパーセブンという石を皆様はご存知でしょうか?
奇跡の石と言われるスーパーセブンは水晶、アメジスト、スモーキークォーツ、カコクセナイト、ゲーサイト、レピドクロサイト、ルチルクォーツ、この7つが原石の段階で含まれているものです。
アメリカの著名なクリスタルヒーラー、A・メロディー女史により名付けられたことで有名になり、メロディー女史によると、ブラジルのエスピリトサント鉱山のものだけが本当の意味でのスーパーセブンのエネルギーを持つものと言われています。
見つけるのが困難なスーパーセブン
過去に遡ると、このスーパーセブンという石の発見は石の歴史の中ではとても最近で、1995年だと言われております。
そして、メロディー女史によって、有名となったスーパーセブンは瞬く間に世界中で人気となり、すでに資源がなくなってきてしまっているという状況です。
こんなにも早くに資源が減少してしまった背景には、やはり、この7つというキーワードがいかに原石としてでも見つけるのが難しいのかということに尽きると思います。
そもそもの資源が多くはなく、いち早くこのスーパーセブンの力に気づいた人間が買いあさり、そして、現在少しづつ原石を加工し、世界に発信しているのです。
スーパーセブンはヒーラーの手に?
といっても、初期段階で採掘できた高品質な部分はもはやもう見ることはできないのでしょう。
世界のどこかに住むヒーラーの方がもっているのであろうと私は推測します。
不思議な力とは、感じる方にとっては、不思議ではなく、もはや当たり前なのかもしれません。
それを感じない方が、その力を不思議と呼び、そして、伝説となって代々受け継がれていくのでしょう。
スーパーセブンは伝説となる前に資源の崩壊がありそうですが、まだまだ、後数年は人気は止まらなさそうです。
スーパーセブンの人気の背景
最初に原石を大量買いした大卸の方々はどのくらいの量をどれくらいの金額で買い付けたのでしょう。
とても気になりますが、これこそ先見の目だと思います。
何億、何十億という投資を行い、今後ブームがくるのかこないのか分からない状態で原石を買い付ける。
ブームがくれば、完全に一人勝ちと言えるような巨万の富を得ることに成功しますが、まったく流行らず、長年寝かせても石としての価値が高まらない原石であれば、磨いても磨いても意味のない、ただの石です。
スーパーセブンに目を付けた人間は、それが吉とでましたのでよかったですが、こんな大量買いはさすがに勇気のいることです。
スーパーセブンに含まれている「7つの鉱物」?
そしてスーパーセブンという石には、少々誤った情報が流れているようです。
私は以前より、スーパーセブンに魅力を感じており、注目しておりましたが、よく言われる7つの鉱物という言い方は厳密にいうと誤った言い方です。
水晶、アメジスト、スモーキークォーツはそもそも鉱物ではありません。
これら3種に内包されているカコクセナイト、ゲーサイト、レピドクロサイト、ルチルクォーツというように、この4種が鉱物なのです。
その為、鑑別書などに出し検査してもらうと、ゲーサイトインクォーツ、レピドクロサイトインクォーツ、
カコクセナイトインクォーツなどと呼ばれることが一般的です。個人的な見解ではありますが、鑑別に出しルチルとでたことはありませんので、ルチルは本当に内包されているのか不思議です。
そもそも原石の段階でスーパーセブンであれば、スーパーセブンと呼び流通してしますので、調べる術はないのですが、メロディー女史はこの石の凄さを説明していることは事実だと思いますので、石に宿る不思議な力については、本当だと信じたいですね。
スーパーセブンの鑑別
鑑別機関に検査を依頼すると、そこで出てくる検査結果はスーパーセブンではなく、別名で出てきます。これはスーパーセブンという石は鉱物名ではなく、流通名であるため、記載されないのですが、特定出来ない鉱物の場合、サゲニティッククォーツと表記され、これが一番調べてでてほしくない結果です。
なぜなら、サゲニティッククォーツとは細長い結晶を含んでいる場合にそれらを総合的に呼ぶ言葉の為、要は特定できませんでしたということなのです。
そうなると特定して欲しいお客さんからすれば、わかりませんでしたと言われているようなものです。
ちなみに石自体分解して割れば、しっかりとした検査ができるということですが、割ってしまっては使いものになりませんので、販売店さんはまずやらないでしょうね。
鉱物が特定できないケースも…
水晶には多くのインクルージョンを含むことで知られていますが、その中で、有名なものと言えばルチルクォーツです。
水晶内部にインクルージョンされた鉱物がルチルであれば、ルチルレイテッドクォーツと記載され、トルマリンであれば、トルマリネイテッドクォーツと記載されます。
しかしながら上記のように、特定出来ない場合はサゲニティッククォーツと表記されますので、スーパーセブンにはこのようなことが多くあると思います。
ブレスレット1本で「スーパーセブン」を完成?
特にブレスレットを鑑別する場合、スーパーセブンによくあるのが、この粒はゲーサイトインクォーツだが、この粒はレピドクロサイトインクォーツでこの粒はカコクセナイトインクォーツというように、ブレスレット1本をを調べても1粒1粒違う結果になってしまうことがあるからです。
1つの粒にすべてが内包されているものはとても珍しく、また希少だと言われておりますので、ほぼないと考えてもいいくらいだと思いますが、ブレスレットの粒が21粒あれば、7粒はゲーサイト、7粒はレピドクロサイト、7粒はカコクセナイトなどというようにブレスレット1本でスーパーセブンを完成させようというものです。
そうなると、鑑別機関もどれで表記していいかわからなくなってしまう為、結果、サゲニティックと記載するのです。
とても奥が深いです。
今後、更なる人気や知名度によってはペクトライトをラリマーと呼ぶようなケースのように、鑑別機関でもスーパーセブンと呼ばれていますなどの表記がでてくるかもしれません。
お店によって表記が違うスーパーセブン
スーパーセブンはとても不思議な石であり、様々な呼び方があるがゆえに、販売さえているお店さんでさえも、表記が異なります。
以前私の大好きなルチルクォーツについてインターネットで調べていると、どうやらパープルルチルというものがあると記載されておりました。
よく読んでみると、それは、おそらくルチルではなく、紫色の内包物が見える、レピドクロサイトインクォーツのように見えました。
また、厳密にいうと本当のスーパーセブンとは、ブラジルにあるエスピリトサント鉱山にあるものを言うと記載されておりますので、それ以外の場所で採掘されたものはそもそもスーパーセブンではないという考え方も出来ます。
スーパーセブンの名付け親がそのように言っておりますので、そうだと思いますが、現在では、インド産やマダガスカル産のものもスーパーセブンと呼ばれ販売されておりますので、情報が行き交うとは怖いものですね。
産地の違う「スーパーセブン」の問題
ルチルクォーツが採掘される、ミナスジェライス産のものもスーパーセブンと呼んでもいいという考えもありますが、そもそも、どれがエスピリトサント産で、どれがミナスジェライス産のものなのか、私では区別がつきません。
現在では、エスピリトサント鉱山では採掘が出来ないという情報も入っておりますが、実際はどうなのでしょうか。
過去の資源を少しづつ小出しにして販売している背景からすると完全にこの世からエスピリトサント産のスーパーセブンが無くなる日もくるかもしれません。
そうなる前に、良質なスーパーセブンは手に入れておきたいものです。