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謎の巨石群ストーンヘンジの建造目的は?

ストーンヘンジ

パワースポットというキーワードが浸透しはじめて久しい昨今ですが、景気下降や少子高齢化という国家的なリスク事案が頻繁に取り沙汰されたり、元号をめぐる動きや論戦がテレビや週刊誌などを賑わせたりと、一般市民にとっては、なんとも不安要素が多い世の中になっています。

このような状況下で、不思議な力を持つという、いわゆる「パワースポット」が、今もっとも人々の興味を集める場所のひとつとして、注目を集めています。
ここではそんなパワースポットのなかでも、長い歴史と謎の神秘さにおいては世界屈指ともいえる、ストーンヘンジを取り上げてみたいと思います。

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イギリスのソールズベリーにある

ストーンヘンジは、イギリスはロンドンから西に約200kmほどいったところにある、ソールズベリーという場所の北西約13kmの地点に位置している、環状列石(環状石龍とも呼ばれています)です。
全貌としては、直径約100メートルの円の形に高さ約4~5メートルの直立巨石が並べられており、円の中心部には、ひときわ大きい高さ約7メートルの「トリトン」と呼ばれる門型の組石が、馬蹄形に並べられています。

ぱっと見は、祭事をおこなう場所か、もしくは天文台のようにも見えるストーンヘンジですが、太陽がのぼったり沈んだりする際には、光と影のコントラストをくっきり見せる様が美しく、観光地としても高い人気を博しています。

 

 

紀元前2500年頃建造

一説によるとストーンヘンジは、紀元前2500年頃から紀元前2000年頃に建造されたといわれていて、ストーンヘンジを周囲を囲む土塁と堀は、さらに古い時代である紀元前3100年頃に作られた、といわれています。

大変古い建造物であるにもかかわらず、立石が倒れないように凹凸の加工が施されていたり、さらには高さ6メートルの玄武岩でできたヒールストーンと呼ばれる巨石と、建造物の中心部にある祭壇石を結ぶ直線に添って太陽がのぼるように設計されていることから、高い天文学の知識や数学の知識を駆使して作成された可能性も指摘されています。

この巨石群がなぜ、誰によって作られたものなのか、主な用途はなんだったのか等、わかっていないことはまだ多数残っています。
また、この不思議な巨石群は、周囲にあるエーヴベリーの遺跡とあわせて、1986年にはユネスコの世界遺産として登録されています。
現代世界に、まるで古い時代が忽然と現したような姿を見せるストーンヘンジは、多くの人の知的好奇心を刺激し続けているのです。

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