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奈良・墨坂神社…霊験あらたかな御神水がいただけるパワースポット

墨坂神社1
 
奈良県宇陀市にある近鉄榛原駅南口から東へ歩き宇陀川に差し掛かろうかとする頃、川にかかる美しい朱色の橋と、対岸の小高い山に、これまた美しい朱色をした鳥居と社殿が見えてきます。

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日が西に傾く時間帯に訪れたせいか、西日をたっぷり浴び朱色の社殿が黄金色に輝いているようにも見え、周りの風景からは完全に浮かび上がるかのように鎮座しているのが墨坂神社と呼ばれる、地元でも篤く信仰されている神社です。

 

崇神天皇の時代からの歴史を持つ墨坂神社

第十代・崇神天皇の時代に、猛威を振るった疫病を鎮めるためこの地に墨坂大神をお祀りしたのが墨坂神社の始まりだといわれてます。

御祭神の墨坂大神は日本神話で最初に出現した天之御中主神、国産み神話で有名なイザナギ・イザナミの両神、大神神社の御祭神である大物主神をはじめ六柱の神の総称だそうです。

墨坂神社2

境内からは1864年に春日大社から移築されたという一間社春日造の本殿を見ることはできませんが、代わりに拝殿の脇にズラリと並ぶ小さな社殿が目を引きます。

この小さな社殿のそれぞれは金比羅神社、八幡神社、稲荷神社、愛宕神社、恵美須神社、菅原道真神社など交通安全から商売繁盛、学問にまつわる神社だとのこと。

 

龍王宮の脇には墨坂神社の御神水が

本殿と拝殿のさらに両脇には山海の神を祀る大山祇神社、海神を祀る龍王宮があるのですが、とても気になるのは龍王宮の方。

墨坂神社3

整然とした墨坂神社の境内の中にあって、独特の雰囲気を醸し出しているのが龍王宮。拝所から小さな池を挟んだ向こう側に、太い注連縄がぐるりと巻かれた磐座が。

御祭神は罔象女神で農業用水や井戸の神として信仰されている神様。その御神徳でしょうか、この龍王宮の脇には「墨坂神社の御神水」という霊験あらたかな御神水が湧き出ています。

「波動水」「奇跡の水」と呼び方は種々あり少々怪しいネーミングではありますが、奈良県が水質調査をし清澄な水であると認定した「やまとの水36選」の1つだそうです。

心と体を清浄にしてくれるそうで、この御神水を飲み続けていたら体調が良くなったという方もおられるとのこと。ペットボトルだけでなくポリタンクで汲んで行く方もおられるそうです。

神話の時代、神武天皇が大和を平定した際、火攻めに遭い川を堰き止め鎮火し進軍したとされるのがこの墨坂神社があった地だといわれていますが、現在でも「波動水」「奇跡の水」と呼ばれる御神水が湧き多くの人々から親しまれているというのは、清涼な水源に恵まれた宇陀の地だからでしょう。

心身を清浄にしてくれる御神水を頂くことができ、計11の神社が鎮座する墨坂神社。一度参拝されても決して損はないかと思われます。

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