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龍の影を感じるパワースポット 奈良室生龍穴神社・妙吉祥龍穴

室生龍穴神社1
 
高野山が女人禁制だった時代も、女性の参詣が許されていたことから「女人高野」と呼ばれた室生寺。現在でも日本最小の五重塔などが有名で多くの観光客が訪れています。その室生寺から東に少し行ったところにあるのが室生龍穴神社、今回おすすめするパワースポットです。

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樹齢600年の大杉が迎える室生龍穴神社

天にまで届きそうな巨大な杉に覆われた室生龍穴神社。鳥居の両脇や拝殿前にも樹齢600年ともいわれる大杉がそびえ立っており、その圧倒的なたたずまいは目を見張るものがありました。

御祭神は雨を司るといわれている高龗神で、同じく雨請いの神でもある龍神も祀っているそうです。そのせいか小雨が降る中訪れたこともあって境内は異様に暗く、いかにも龍がおわす地のように感じられました。

歴史は室生寺よりも古いとされ、平安時代には度々朝廷から勅使が派遣され雨請いの神事が執り行なわれたとか。拝殿後方にある本殿は江戸時代に建立されたものだそうですが、春日造りの鮮やかな朱色をしており、時代を経ても尊崇されていたことが窺われます。

さてこの室生龍穴神社ですが、川上には「吉祥龍穴」と呼ばれる御神体があるとのこと。道路を川伝いに東に行くと案内板が出ており、車1台がやっと通れるかと思われる山道をひたすら登っていくことになります。

 

天の岩戸を過ぎ、いざ吉祥龍穴へ

室生龍穴神社2

山道は落石と思われる石ころがゴロゴロと転がっていたり、崖に面していたりと油断していると危険な道。

途中、真ん中からざっくりと割れた巨石があり、案内板には「天の岩戸」と記されてありました。有名な日本神話である「天照大神の岩隠れ」の舞台となった地であるとのこと。そのあまりの見事な破石は、その場の雰囲気と相まって非常に神秘的な世界観を作り上げていました。

この破石・天の岩戸からしばらく行くと右手に白い鳥居が見え、これが吉祥龍穴の入り口となります。鳥居から整備された階段を降りて行くと、一筋の瀧と拝殿があり、その瀧つぼの向こう側に注連縄の張られた岩穴があります。これが吉祥龍穴です。

室生龍穴神社3

吉祥龍穴周辺の岩肌は深くえぐられていたり、ツルツルに磨かれていたりと水流の強さを物語っており、瀧から流れ落ちる水の流れがまさしく龍を思わせるようでした。

 

水流の激しさに龍の存在を感じて

この日は連日の雨のせいか水量も豊富で、拝殿で私が打った柏手の音はまるで龍の嘶きのような瀧の音の前に掻き消され、伝説上の存在である龍というものを強く感じさせました。

一部では日本国内屈指のパワースポットと言われる室生龍穴神社とその御神体である吉祥龍穴。室生寺に来られた方はぜひ足を延ばしてみてください。噂に違わぬ自然の底知れぬパワーが集まる場所ですので。

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