> >

パワースポット巻向山周辺巡り(3)立ち入り禁止の看板の奥に石碑と御神体の沼

巻向山

 

日本有数のパワースポット、奈良県桜井市の大神神社。
三輪山に隣接する巻向山のパワースポットを訪ねました。
3回シリーズの最終回です。

スポンサードリンク

 

 
◆巻向山巡り(1)
◆巻向山巡り(2)
◆巻向山巡り(3)

 

 

「この先危険」の奥に石碑が

先に進むたびに次々と分岐点が現れる山道に、最早どこを歩いているのか皆目見当がつかなくなった頃、山道が再び二叉となり、片方は「この先危険」なる標識とともに封鎖されていました。

 
しかし、杉林の中を一直線上に延びる山道に心動かされ、思い切って立ち入ることにしました。
杉林の中をしばらく歩いていると広場のような空間があり、石碑のようなものがポツリと存在していました。

 

 

誰が何の目的で石碑を建てたのか?

石碑の上部にはキレイに円形状にくり抜かれた箇所があり、何でもここは埴土山の山頂だそうで、古代は埴輪、近代に入ってからは奈良出雲人形を作るための土をこの辺りから採取していたとか。

 
石碑についてはよく分かっておらず、一体誰がどのような理由で建立したのかは不明。
京都広隆寺近隣にある大酒神社にも、この石碑とよく似た石碑が存在していますが関連があるのかどうかも今となっては分からずじまいだそうです。

 
先程の分岐点に戻り、初瀬山を目指すべくもう片方の山道を行くことにしたのですが、山道は比較的整備されているものの、顔に蜘蛛の巣が何度もひっかかったので、随分長い間人が立ち入っていないのだなと感じました。

 

 

水神社

埴土山へと至る分岐点から20分ほど歩いたでしょうか。
注連縄のようなものが見えたので駆け寄ってみると、「水神社」と書かれた標識を発見。

巻向山

しかし、当たりを見回しても社殿らしきものは一切なく、ただ注連縄に囲まれた沼があるだけ。
どうやら沼自体が御神体の神体沼のようでした。

 
水神坐沼社とも呼ばれているそうで、御祭神や縁起についてはこれまたよく分かっていません。
この辺り一帯至る所に水が涌き出しているのか、小川が流れていたり、ぬかるみがあったりと水源が豊富な場でした。

 
小一時間ほど滞在していましたが、先に訪れた威厳に満ち溢れたダンノダイラの磐座とは違った、ただならぬ不気味なパワーに満ち満ちていました。
長時間歩いて火照っていた体が瞬く間に冷却されていくと言いますか、血の気が引いていくと言いますか……

 
これ以上長居するのも、進むのも危険だと判断し来た道を引き返すことにしました。
後で知ったのですが、伝聞では過去にこの地で多くの死人が出たとのこと。

 

 

人の手があまり入っていないパワースポットでした

巻向山とその周辺は、一部の方には知られているものの隣接する神体山・三輪山に比べると遥かには知名度では劣っています。
しかし、古代出雲族の集落があった地、ダンノダイラの磐座がもつ圧倒的な存在感、白山の奇岩群、謎多き白石の神域や埴土山の石碑、そしてただならぬ霊気を発する水神社などパワースポット、ミステリースポットの宝庫でもあります。

 
ガイドブックに示されているような有名パワースポットはもう飽きた、という方にうってつけの地だと思われますので、ぜひ訪れてみてください。
その際はぜひ装備を調えることを忘れずに。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

タグ:

Comments are closed.