> >

縁切り・縁結びの神様 パワースポット安井金毘羅宮

京都の中心地にヒッソリと佇む、安井金毘羅宮を知る人は少ない。八坂の塔の坂道を降り立たち、多くの車が行き交う東山通りにある神社だが、訪れる人もまばらだ。

羽黒山参道杉並木

しかしここは京都人なら誰でも知っているパワースポットの名所なのだ。1695(元禄8)年、僧道怒(どうと)が、蓮華光院(安井門跡をこの地に移した際、讃岐の金毘羅大権現の祭神大物主神(おおものぬしのかみ)を勧請し、鎮守にしたことに始まる。

スポンサードリンク

祭礼日は、10月10日。絵馬の奉納や、悪縁を切り、良縁を結ぶ碑のあることで知られている。

境内にある縁切り・縁結びの石碑は、「縁結び石」と言われ、中央の穴を右から左に潜ると縁切り、その逆に潜ると縁結びとなるのだ。

くれぐれも間違わないように。間違って潜ると、今付き合っている彼女・彼と縁を切ることになるのだ。その石碑には、白い願いの色紙がうず高く積まれ、覆っている姿は何か異様だ。

ここは、絵馬の神様としても知られている。

絵馬の由来は、昔本物の馬を奉納する習慣があったことから、もらう方は、馬小屋をいくつも造らないといけない、世話も大変、奉納する方も遠くから馬を引いてくるのも大変と言う事情が一致し、板に馬の絵を書いて、代わりとしたのが始まりとか。

昔はそうしたこともあり、かなり大きい絵馬だったそうだ。いつのころからか、現在の小さな絵馬になったのか定かではない。

そうした江戸時代から現代までの絵馬を集めた、絵馬館も併設してある.絵師による古絵馬や著名人の描いた絵馬など、見ごたえある絵馬が陳列してあるので一見の価値あり。

この絵馬についてだが、境内の一角に縁切り、縁結びを祈願するため訪れ、その願い事を絵馬に書き、吊るしていくのだが、その数千枚以上ある。

その絵馬に書かれた内容には、背筋を凍らせるものも交じっている。大半が実名で書いてあり、その方が効果があると信じているのだろう。

1例を挙げると、今の夫・妻の名を書き「○○と縁を切りたい」や、縁を切りたい彼の写真をバツ印し、絵馬に貼る付けたり、「婚約者の○○が死んで、○○と一緒になりたい」と言うのまであるのには驚いた。

中には、「妻の○○と別かれたい」の絵馬があるかと思えば、「夫の○○とわかれたい」と言う夫婦と思える絵馬には驚いた。別々に来て書いたのだろうが、そんなことせず別れればいいのにと無責任に思った次第。

隠れパワースポットと京都人は呼んでいる安井金毘羅宮でした!

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: パワースポット

Comments are closed.