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土地神様「平将門首塚」と「神田明神」東京パワースポット巡り6

東京を守る土地神様ということでいうと、忘れてはならないのが平将門です。
平将門は、もちろん大國魂神社の大國魂大神のような古来の国津神ではありません。平将門は平安時代中期に実在した関東の豪族で、京都の朝廷に対抗して新皇を名乗り、東国の独立を標榜し平将門の乱(承平天慶の乱)によって討伐されました。

 
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京の都でさらされた将門の首は3日目の夜に空に舞い上がり、関東を目指して飛んで行き、落ちたところが千代田区大手町にある平将門首塚(将門塚)だと言われています。(首は数カ所に分かれて落ち、首塚も大手町の他に数カ所あります)

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また他の伝承では、将門の首は京の都から持ち去られて神田明神の近くに葬られ、神田明神の主祭神に加えられたとされています。ちなみに神田明神は江戸時代に現在地に遷座されました。
いずれにしろ平将門は、関東・東京の土地を守りその土地に不敬を為す者に祟りをなす土地神様になりました。平将門首塚は今でも畏れ崇敬され、神田明神は江戸を守る「江戸総鎮守」として親しまれています。

 

平将門首塚は祟りのある場所?

平将門首塚は大手町のビル街のなかに、ひっそりと静かにあります。
関東大震災のあとに大蔵省の仮庁舎をここに建てようとして塚が壊されようとすると、関係者が次々に病気になり死者も出た。第二次大戦後にGHQの駐車場をここに建設しようとして事故が起こり中止となった。そういった比較的新しい祟りの伝説がこの首塚には今も生きています。

 

平将門首塚に邪な気持ちを抱いて行ってはいけない!?

まさに土地を守る祟り神。もしかしたら、むやみに訪れてはいけないパワースポットなのかも知れません。勇気や決断力が授かり、勝負運が増すパワースポットであるとも言われていますが、何よりも崇敬の気持ちをもって、この地を守るエネルギーに触れるために素直な心持ちで訪れるのが良いと思われます。ご利益が欲しくてといった、欲を優先した考えや気持ちで行ってはいけない場所なのでしょう。

 

庶民のためのパワースポット、神田明神

神田明神は、三人の神様がご祭神となっています。一之宮は大己貴命(オオムナチノミコト)、二之宮は少彦名命(スクナヒコナノミコト)、そして三之宮が平将門命です。

大己貴命は出雲大社の大国主命の若い時の名前であり、大黒様でもあって縁結びの福の神です。少彦名命は大国主の国造りを助けた神様であり、恵比寿様でもあって商売繁盛と知恵や健康の神様。平将門命は関東の地を守る土地神様となり、武士の始祖として勝負や厄よけの神様ともなっています。

 

縁結びの代表的な神社

福と縁結び、商売繁盛と知恵、勝負と厄よけと、まさに庶民が必要なひと通りのご利益が揃っていて、江戸時代から江戸と庶民を守る総鎮守として崇敬されていた神社であるのがうなずけます。

特に縁結びは、男女の縁よりも仕事や商売上の縁結びをもたらすとされており、仕事運を上げる東京のパワースポットとしては代表的な神社であると言えるでしょう。

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