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縁結びと厄除けにご利益が!「大國魂神社」東京パワースポット巡り5

府中市にある大國魂神社は、武蔵国総社であり東京五社のひとつでもある、とても社格の高い神社です。東京五社とは東京大神宮、靖国神社、山王日枝神社、明治神宮にこの大國魂神社を加えた五つの神社で、格式の高いとされる神社が選ばれています。

 
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また総社とは、古代にその国の国司が国内のすべての神社を一之宮から順に巡拝していたのを、効率化するために各国の国府の近くに国内の神を合祀して総社としたもので、この大國魂神社は武蔵国の一之宮(多摩市小野神社)から六之宮(横浜市杉山神社)までを祀る「六所宮」とも呼ばれます。

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創建は大変古く、第12代天皇の景行天皇の時代(実在すれば4世紀前半か)に大國魂大神がこの地に降臨し、それを土地の人たちが祀ったのが始まりとされます。その後645年の大化元年に、国司が奉仕して祭祀を総括する社となり、武蔵国総社の起源となりました。主祭神は大國魂大神(大国主命と同じとされる神)。そのほか御霊大神など様々な神が合祀されています。

 

東京で最も強力な土地神様、大國魂神社

古事記や日本書紀に描かれる日本の神話を知っている方でしたら、日本の神様には天津神系と国津神系の二つの系統があるのをご存知かと思います。

天津神は高天原におられた神様やそこから日本列島に天降った神様で、伊勢神宮の天照大神や藤原氏の祖神とされる春日大社の天児屋命(アマノコヤネノミコト)などです。一方、国津神とは、もともと日本におられた日本古来の神様で、須佐之男命(スサノオノミコト)やその息子である出雲大社の大国主命(オオクニヌシノミコト)が代表的です。スサノオはアマテラスの弟で高天原に居たのですが、追放されて日本に降ったので国津神とされています。

土地神様とは地主神とも呼ばれ古来よりその土地を守る国津神で、神社や寺院に祀られている地主神はその土地を守る神様というわけです。

大國魂神社の大國魂大神は名前のとおり國魂=地主神であり、また大国主命と同じ神様とされていますから、もちろん国津神であると同時に国津神のなかでも最も強い神様ということになります。武蔵国=東京全体を遥か古代から守り続けている強力なパワーを持った土地神様なのです。

 

大國魂大神は出雲大社と同じ福の神

大國魂大神は、出雲大社の大国主命と同神ですから福の神であり、縁結びや厄よけ厄払いにご利益があると言われています。

縁結びはなにも恋愛や結婚ということだけでなく、仕事や暮らしのなかの様々な出会いの縁を含んでいます。また出会いの縁を結ぶには、自分が生まれたり住んでいる土地の土地神様にお参りするのが良いとされていますから、東京(および近郊)で生まれたり住んでいる方は、東京全体の土地神様であるこの大國魂神社にお参りするのが良いかも知れません。

 

境内にある4ヶ所のパワースポット

大國魂神社には様々なパワースポットがあるようです。よく紹介されるのが「大鳥居近くのケヤキのご神木」「随神門脇の鶴石・亀石」「拝殿・本殿前」「本殿裏の大イチョウのご神木」の4ヶ所。

大鳥居近くのケヤキのご神木は樹齢900年の古木で、大きなパワーを持っているとされています。

随神門の両脇にある鶴石と亀石は由来が良くわかりませんが、おそらくは土地神と結ぶ磐座(神様の依り代)なのかも知れません。

拝殿・本殿前はご祭神がいらっしゃる場所ですから、もちろん強いパワーを持っています。きちんとお参りをすることが必要です。

本殿裏のご神木は樹齢1000年の古いイチョウの大木で、境内で最も強いパワースポットなのだそうです。大國魂神社は東京で最も強力な土地神様だとご紹介したように、土地との結びつきが大変強い神社ですから、ご神木や石といった土地と結びつきの強い依り代に強いエネルギーが感じられるということなのでしょう。

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