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大都市の中に在る特別な場所…東京にある三種類のパワースポット

寺院と桜
 
東京のパワースポットと言われる場所を見て行くと、先の記事でご紹介したように、

1)江戸の都市計画によって作られたパワースポット

があり、それ以外に、

2)古来よりのその土地のパワースポットが神社となっているところ
3)神社やお寺にはなっていないが自然のパワースポットとして今も残されている場所

といった区分ができるかと思います。

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そのほかに近代以降に作られた場所であっても、パワースポットとして紹介されるようになったところもあるようです。

 

皇居…江戸の都市計画最強のパワースポット

江戸の都市計画で作られたパワースポットは、陰陽道や風水の考え方を基にしていますが、それもあって基本的にはお寺であることが多いと思われます。先に紹介した江戸城の鬼門を守る上野寛永寺や裏鬼門の目黒不動。また寛永寺と並んで徳川家の菩提寺である芝の増上寺もパワースポットとされています。

しかし、江戸の都市計画最強のパワースポットで言えば、やはりまさに江戸の中心である江戸城、いまの皇居ということになります。

皇居は風水によって計画的に守られた江戸=東京の中心であり、日本全体の中心であるとも言える場所です。従って皇居全体がパワースポットであるとも言えますが、その本当の中心部にはもちろん一般の人が立ち入ることはできません。しかし普段でも入ることが可能な東御苑や北の丸公園などのエリアでもパワーを感じることができるでしょう。

 

清正井と明治神宮…自然のパワーを取り込んだ場所

パワースポットへの関心の高まりと同時に、一躍有名になったものが「清正井(きよまさのいど)」です。清正井は明治神宮の御苑の中にありますが、古来よりの土地のパワースポットがあとから神社に含まれた代表的な場所と言えるのではないでしょうか。

日本一の初詣客を集めることでも有名な明治神宮ですが、創建はかなり新しく1920年(大正9年)。明治天皇が崩御されたあと、その明治天皇と昭憲皇太后を祭神として建てられた神宮です。

この場所は江戸時代には井伊家の下屋敷があったところで、その前は戦国時代の武将、加藤清正の加藤家の下屋敷でした。そしてこの清正井は城造りや土木の名人と言われた加藤清正が掘った井戸であるという伝説が残されているのです。

はたして本当に清正が人工的に作ったのか、また水源は不明のままでなぜ水が湧き出るのかなど謎の多い井戸ですが、もともとから水を通じて自然のパワーが湧き出る場所であったのだと思われます。明治神宮はそのパワースポットを取り込んで作られた神社なのです。

 

等々力渓谷…東京にある自然のパワースポット

東京23区内に自然が残されたパワースポットがあると言うと不思議な気もしますが、その代表的な場所が世田谷区にある「等々力渓谷」です。

ここは23区内唯一の渓谷で、東京都の名勝にも指定されています。渓谷全体が公園になっており清浄な水が流れる矢沢川を軸に緑豊かな景観、不動の滝、等々力不動尊、横穴古墳などがあり、古代からこの渓谷に人が入り大切にされてきたことがわかります。

等々力渓谷を訪れるとなんとなく気分も清浄になり、それほど広いエリアではありませんが渓谷全体がパワースポットであることが感じられます。

渋谷から自由が丘経由で、20分弱で行ける便利な場所にありますが、どんなに周辺が都市化したとしてもいつまでも汚すことなく残したい場所です。

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