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大神神社(奈良県桜井市)夜明け前のパワースポット体験

奈良県桜井市にある大神神社は、書籍やネットなど各種媒体で日本有数のパワースポットとして取り上げられている神社です。そんな大神神社にまだ夜も明けていない時刻に参拝してきました。

 
大神神社

二の鳥居から拝殿へと至る参道には、杉やヒノキが両側に空を覆い尽くさんばかりにそびえ立つ中、灯籠にともされた灯が先へと続いており、とても幻想的な光景が広がっています。

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灯籠に照らされた参道をしばらく歩いていると祓戸神社があり、ここで心身を祓い清浄にしてから拝殿にお参りするのが良いとされています。橋を渡り、石段を登るといよいよ拝殿が見えてきます。

 

大物主大神が祀られる大神神社

大神神社の御祭神は大物主大神で、古事記や日本書紀など日本神話のスーパースター・大国主神の祀られた魂(和魂)のことだと言われています。また、大物主大神は蛇神としての性質も持ち合わせているとのことで、拝殿前にある巳の神杉に卵をお供えすることにより、この神杉におわす白蛇が卵とともに願い事を丸呑みにして成就してくださるとのこと。

 
大神神社
 
大神神社は本殿をもたない神社としても有名で、三輪山を御神体とし立派な拝殿がその前にあります。早朝5時前という時間帯ですが、すでに神職の方が清掃に従事されており、お参りに来られた方の姿もちらほら見受けられます。

すっかり冬めいた季節となりこの日も大変寒かったのですが、拝殿とその背後に広がる漆黒に向かい深々と頭を下げ、熱心にお参りする方の姿は、突き刺すような寒さと相まってか、見ているこちらの方も背筋がピンと伸びる思いがしました。

 

合格祈願で有名な久延彦神社

さらに、大神神社の末社にあたる久延彦神社、摂社の狭井神社にも足を伸ばしお参りすることに。久延彦神社は受験などの合格祈願で有名な神社で、御祭神は久延毘古命。年末年始は受験生で賑わいますが、さすがにこの時間帯は私くらいしかいませんでした。竹林に囲まれ、灯籠に照らされた石段を登った高台のひっそりとした場所にあります。

 
大神神社
 
霧がたちこめ幽玄的な趣きがある中、久延彦神社から眺める奈良盆地南一帯。夜景を楽しむにはいいかもしれませんね。日中には大和三山や大神神社が誇る大鳥居が一望できます。

 
大神神社

 

健康・病気平癒にご利益のある狭井神社

最後に狭井神社へ。狭井神社は健康・病気平癒を祈願する神社として有名で、著名なスポーツ選手の方が来られているところを何度か見かけたことがあります。御祭神は大神荒魂神。

また、日本屈指のパワースポットである三輪山へと登拝(9時から14時までの間のみ)するための出発点にもあたります。

狭井神社を取り囲むようにそびえ立つ黒々とした杉林は、まるでスタジアムの中にいるかのような錯覚を覚えます。私が来た頃には、お参りに来ていた方がお経のようなものを朗々と唱えておられました。「神社でお経?」とも思ったのですが、神仏分離令が出された明治時代以前の、神道と仏教が濃密に結びついていた神仏習合の形が垣間見れたようで、色々と思うところがありました。

社殿裏には御薬水が湧く薬井戸があり、帰り際、ポリタンクを両手に抱えた何人かの方とすれ違ったのは、きっと御薬水を汲みに来られた方なのでしょう。

 
大神神社

 

静かな環境でのパワースポット体験

夜も明けきらない早朝の時間帯、本社である大神神社よりも賑わいをみせる狭井神社。

こうして、多くの参拝者の方で込み合う日中とは違う、朝早い時間帯に大神神社一帯をお参りした訳ですが、冷気が体を突き刺すような厳しい環境の中で、1人静かに日本有数のパワースポットと向き合う体験というのは非常に貴重なものでした。

早起きは三文の得、とはよく言ったものですが、新たな発見があったように思います。

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