世界七大霊山に名を連ねる富士山。レイライン上にある世界有数のパワースポットでもあります
世界七大霊山の一つでもあり、日本の霊山の最高峰、富士山。
そこで祀られているのは、木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめ)です。
全国1300箇所をも超える浅間神社の総本山とも言われ、大同元年に、坂上田村麻呂が建立したといわれています。
現在の本殿は、徳川家康が造営したとされ、国内を見ても唯一の二階建てを誇っています。
信仰の中心でもあった富士山浅間神社
全国に分布される浅間神社の中には、木花之佐久夜毘売命の父、大山祇神 を祀る神社もあるとされ、浅間山信仰の場所でもあります。
富士山本宮浅間大社の主祭神、木花之佐久夜毘売命 は美しい女性であったことが有名で、古事記にもその記述が残されています。
夫となる、瓊々杵尊 (ににぎのみこと)はその美しさから一目ぼれし、父、大山祇神に頼み結婚を申し出ます。
けれど、一夜にして妊娠をしたときに夫よりあらぬ疑いをかけられた木花之佐久夜毘売命は、小屋に篭って火をかけ、そこで出産し無実を証明したのでした。
この火中出産の話は有名な逸話です。
浅間大社の配神には、この夫、瓊々杵尊 (ににぎのみこと)と父、大山祇神 (おおやまづみのかみ)が祀られています。
湧玉池とご神木
御来光を見るために、山頂へと登ってゆく人たちでにぎわう富士山ですが、富士山信仰の人たちが、登山の前に身を清めるために立ち寄ったとされるのが、大社本殿の袖にある湧玉池という場所です。
ここは特別天然記念物にも指定されている神聖な場所です。
他にも、北口本宮浅間神社という、吉田口登山道一合目の入り口にある神社もパワースポットとなっています。
1900年以上の歴史を持つとされ、境内には樹齢千年の「富士太郎杉」「富士夫婦檜」などご神木があります。
他にも、樹齢数百年を超えるものが、立ち並んでいます。
霊山としてその名を知られている富士山ですが、その場所が単体だけでなくレイラインで結ばれていることでも有名です。
レイラインとは?
レイラインとは、風水などでいう龍脈のことで、日本だけでなく世界中に存在すると言われています。
そして、そのラインとは、一直線上にあったり、また六芳星、五芳星などで結ぶことができ、その点にかかる場所はどれもが強いパワースポットと言われています。
家康が、江戸の街に、関東全域にまたがる結界を張ったのは有名な話ですが、このとき使用されていた点もすべて神社や、パワーのある場所です。
富士山に繋がるレイライン
そして、いま富士山にかかるもので人気のあるレイラインがあります。
茨城県の鹿島神宮から始まるレイラインです。
鹿島神宮から、皇居、明治神宮、富士山、伊勢神宮、吉野山を通り、四国の剣山を通って九州高千穂に抜けます。
そして、そのライン上にランドマークタワーも存在するのも偶然とはいえないでしょうね。
このライン上にまたがるように、縦にも横にのびる龍脈があり、それぞれ有名なパワースポットが密集しているレイラインが富士山を囲んで存在するようです。
目に見えるものではないかもしれませんが、有名な神社などを日本地図で結んでいくと、見えてくるでしょう。
木花之佐久夜毘売命 に縁のある神社(霧島、伊勢)がこのライン上にあるのも神秘的です。