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いにしえから神が宿る神聖な島「宮島」、500の厳島神社の総本社「厳島神社」(広島県宮島)

宮島

 

平安時代後期、平清盛によって造られた寝殿造りの「厳島神社」。社殿と海にそびえたつ朱塗りの大鳥居が霊験の山、弥山(みせん)を背景にして、美しい風景美を醸し出しています。世界文化遺産に登録された厳島神社やその周辺を巡れば、日本の神道、自然や文化を改めて理解することができます。

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500の厳島神社の総本社

全国に約500社あるとされる厳島神社の総本社で日本三弁天の1つでもあり、祭神は宗像三女神(市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命)です。
美人の誉れ高く、日本の代表的な海の神である宗像三女神は、天孫降臨の際にその道中の安全を守護するようにと天照大神から命じられたとあり、そこから海上安全、交通安全の神として信仰されるようになったといわれています。

 

 

日本三景のひとつにも数えられている風光明媚なパワースポット

また、その景色の美しさは松島(宮城)、天橋立(京都)とともに日本三景の1つとして数えられます。古来より宮島(厳島)は神の島と信じられており、島そのものが御神体とされてきたため、神社の建立時、島を傷つけることなく社を建てようとしたため海にせり出す形になったともいわれています。
海を敷地とした独創的な配置は、日本屈指の名社で、廻廊で結ばれた朱塗りの社殿は、潮が満ちてくるとあたかも海に浮かんでいるようです。

 

消えない火「不消霊火堂」

そして不消霊火堂(きえずのれいかどう)には「消えずの火」があり、この火は弘法大師が護摩焚きを行ったときの火で、今まで一度も消えたことがありません。
驚くべきことに、消えずの火の上には茶釜がありますが、中の水は決して沸騰しないのです。その火で沸かしたお湯は万病に効くといわれています。

 

さらに風水上、厳島神社は「乱蛇出草形」または「羣龍争珠形」という風水の地勢をしていて、水上に浮かぶ大鳥居が案山(パワースポットの前面を守る遮蔽物)の役割を果たしており、気が散じてしまうのを防いでいるという説もあります。
また御手洗川の水口が本殿から見えないように工夫されていて、財運にとっても良いとされています。社会的地位を向上させたい人、昇進や資格試験の合格を願う人などにご利益があるそうです。

 

 

厳島神社ゆかりのパワースポット

・大聖院(だいしょういん)
宮島にある寺院の中で最も歴史が古いのが、大本山大聖院です。空海が宮島に渡り、弥山の上で修行をして開基したのが806年。皇室との関係も深く、古くは鳥羽天皇勅命の祈願道場として、近くは明治天皇行幸の際の宿泊先になるなど、格式の高いお寺といえます。

・厳島神社
(地図)広島県廿日市市下平良一丁目11番1号
(アクセス)宮島へは宮島口よりフェリーで約10分

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