不思議なチカラ最新情報
中世ヨーロッパはイタリアの神学者、トマス・アクィナスは、13世紀のカトリック教会における「聖人」という地位にして、33人しかいない教会博士という、当時を代表する哲学者のひとりでした。 彼のもっとも大きな功績のひとつが、アリストテレス哲学と、 …
北欧神話の最高神であり戦争と死を司る神オーディンは、戦場で死を定める女神ワルキューレに命じて死んだ勇士たちの魂を生き返らせて死者の館であるヴァルハラに集め、「ベルセルク(熊の毛皮を被った者)」と「ウールヴヘジン(狼の毛皮を被った者)」という …
紀元前のアレキサンドリアが発祥といわれている錬金術は、当初は「卑金属を貴金属に変える」という、物理的な金属加工分野での呼び名といっても過言ではないような位置付けでした。 それが中世ヨーロッパ以降のスコラ錬金術では、キリスト教の浸透とも相まっ …
狼男の起源を探るときに、古代のギリシャやローマと並んでもうひとつ忘れてならないのは北欧です。 ノルウェー、スェーデン、デンマークやアイスランドなどで構成される北欧のキリスト教化以前の古代は、ノース人たちの北欧神話の世界でした。そこでは神族や …
中世ヨーロッパにおける、代表的な論理的問題解決手法のひとつであるスコラ学の発展は、それまで神秘主義的な要素が大きかった宗教の世界や、秘密主義的な要素を多く持っていた錬金術の世界に大きな影響を与え、ひいてはこんにちの宗教の宗派や、科学の発展に …
古代ギリシャ、アルカディアの初代王リュカオーンはゼウスによって狼に変身させられてしまいました。狼男=狼人間の始祖とも言われるこのリュカオーン王にまつわる話が、古代ローマの博物学者プリニウスによってまとめられた『博物誌』に記されているそうです …
11世紀頃、世界的にも近代化が進んでいく中、それまでの神秘主義的非科学的な要素、なかでもそれまでタブー視されていたキリスト教の秘匿にもスポットを当てて、論知的に解明していこうとする動きと、それまでの慣習どおり、神秘的な部分は無条件に受け入れ …