食べ物とエネルギー(気)について
食べ物にかんしては、美容・健康ブームのためか、あれがいい!これが悪い!と、いたる所で言われています。食べ物の基本はバランスよく食べることです。
また、自分の体質を知ることが大事です。ある人にとっては、赤色が好みで心地良いとしても、ある人にとっては赤色が血の色を連想させます。この食べ物が良いという絶対的な指針があるわけではありません。
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良い悪いを決めるのは、その人の体質に落ち着きます。
エネルギーの質には、タマス(停滞)・サットヴァ(純粋)・ラジャス(活発)の3つがあります。この中で、自分がどのタイプに当てはまるのかを知る必要があります。
いつも身体が重いという人はタマスが考えられます。逆に、頭が冴えて眠れないという人はラジャスが考えられます。質のなかで、目指すべきはサットヴァにあります。落ち着いていて寛容、頭脳が明晰となれば、目ざすのは自然ではないでしょうか。
サットヴァの質にもっていくには新鮮さが欠かせません。新鮮な野菜、果物や牛乳、豆類などです。キーワードはどうしても新鮮さで、季節の旬なものが良いでしょう。
ラジャスを増す食事も紹介しておきます。トウガラシやコーヒー、こしょうや塩などです。南国でスパイシーな料理が好まれるのは、夏バテを防ぐためかもしれません。
身体が重くて気力がでない時などは、サットヴァの食事を中心に、ラジャスを増すトウガラシなどを適量くわえ、うまくコントロールするといいかもしれません。
ただし、これが絶対というわけではありません。その人には、その人にあった食べ物があります。なにより大切なことは、食べたものをしっかり観察することです。そのうえで、サットヴァの質を高めていければそれ以上のことはないでしょう。