占いどおり西の方角に行ったわたしに訪れたご縁とは?
友人が占ってくれたのですが、その占いでまさか当たるとは思いませんでした。
友人はとっても占いが好きな女性でしたた。
何かあれば占いをしては、今日の行動を決める人でした。
そんな友人の家に行き、今日の運勢なるものを見てもらいました。
学校に行くと良いと言われました
すると、「今日はとっても良い日になりそう。西の方角へと行ってみて」と言うのです。
西の方角と言われれば前に通っていた中学校がある場所です。
まあ、西と言っても幅広いんだから、どこでも良いかと思っていたら、「学校があるでしょ。そこに行って」と言うのです。
まさか、学校に行ってなんて言うとは思ってなかったので、言われた時にドキッとしてしまいました。
たまたまかなと思いましたが、彼女の目は何だか本気の目をしていました。
良いことがあると言うのですから、そんなに悪いことがあるとは思えません。
だったらいいかと思い、その指示に従いました。
学校に着いたのは夕方です
学校に到着すると、もう中学生達は帰宅していて、部活をしている子ばかりでした。
夕日も落ちそうな時間帯でした。
「本当にこんな所に来て何かあるのかな?」と不安になってきました。
そんな時、後ろの方から「一人ですか?」と声をかけられたのです。
男性の声に振り向けば、そこには見たことがないけど懐かしいような感じがする同年代ほどの男性が立っていました。
「ええ、何か?」と聞くと、「あ、僕、仕事の都合でこちらの方に引っ越して来たんですけど、道に迷ってしまって」と言うのです。
食事に行くことになりました
何となく東北訛りがあるようなその男性は、とっても穏やかで感じの良い人でした。
道に迷ってしまっていると知り、地元のこともあるので、道案内をしてあげることにしました。
まだ5日前に来たばかりで、しかも知り合いもいなくて寂しいとも言いました。
何だか気の毒になってしまい、その男性の傍にいたくなってあげたのでした。
「良かったら夕食でも一緒に食べませんか?」と誘ってみました。
すると、「ええ、有難う」と言っては喜んでくれました。
まさかの展開に!
その男性を地元の美味しいお寿司屋さんに連れて行ってあげました。
とっても美味しそうに食べてくれる人で、ますます気になりました。
お金を払おうとしたら、「ご馳走します」と言ってはお金を払ってくれました。
そして、別れ際に「付き合ってくれませんか?」と言われたのでした。
彼氏もいなかったですし、どことなくほっておけないタイプのその男性が気になってしまい、付き合うことにしました。
それから2年ほどお付き合いをしました。