眠れないほど怖かった金縛り体験がわたしに伝えたかったことは母の思い?
不思議な体験についてがテーマですが、これまで生きてきて不思議な体験というのは2つしかしていないのです。
今日はその一つについて書いてみます。
それは金縛りの経験です。
当時私は高校3年生
ある夜急に向こうから人影が迫ってきました。
はじめはぼんやりしていたと思うのですが急にはっきりと目の前に大写しのようになり寝ている私の上に覆いかぶさってきたのです。
その顔の怖さと言ったらありませんでした。
その顔はお岩さんそのものだったのです。
そのお岩さんから何とか逃れようと声をはりあげたつもりでしたがもちろん声など出ていませんでした。
手でお岩さんを追い払おうと抵抗しましたがお岩さんは一向に消えてくれません。
もうダメだ~万事休す…。お岩さんに潰される!
「キャー」っと自分では叫んだつもりでしたがやはり叫んではいませんでした。
ここで目が覚めました。
それから朝まで眠ることができませんでした
周りを見回すと夜中で家族はみんな静かに寝ていました。
私は手を胸にのせて寝ていました。
多分今時分だったと思うのですが全身汗でじっとりしていました。
びしょびしょだったことを覚えています。
それから朝まで眠いのですが寝たらまた同じ夢を見ると思って一睡もできませんでした。それどころかお岩さんが障子からも入ってくるのではないかとふとんに入っていましたが怖くて震えていたことを思い出します。
そういう時に限って夜は長くて一向に朝が来ず、一人で夜を過ごす長さにたまらなかったことを思い出しています。
手を胸にのせて寝ると金縛りにあうということはその後初めて知りました。
実はもうひとつ怖い話があります
そのお岩さんですが、私の直前までくるとそのお岩さんは実は母だったのです、お岩さんがはっきりと見えた瞬間母になりその見えた瞬間に「キャー」っと叫び声を上げたようです。
これは睡眠が浅い時に見た夢だったと今では思っています。
2度と見たくない夢です。
なせこのような夢を見たのか、わかっています。
その頃進学で親元を離れようかどうしようかと迷っていました。
母はもちろん家にいて欲しかったのです。口にはしませんでしたがそうに決まっています。
私はそのことはわかっていましたので本当に迷っていたのです。
心配がそのような夢を見させたのでしょう。
また母の思いというのか強い願望が口には出さなくてもそのような形になって現れてきたのでしょうか。
それからは胸に手をのせて眠るということを極力避けてきたので金縛りにあった経験は一度もありません。
私の唯一の不思議な怖い経験です。
金縛りの経験があったからというわけではありませんが高校卒業後は地元に残りました。