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知らせてくれたのは患者さんの危機?挨拶周りに来てくれたおばあちゃんの正体

不思議体験

 

私は看護師として、病院や施設で勤務しています。当然、夜勤もあるので夜の病院や施設で過ごすことは多いのですが、何度か不思議な体験をしました。そのうちの一つです。

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病院で夜勤をしていた時のことでした

当時勤務していたのは、属に言う老人病院のような病院で、寝たきりで自分で食事もとれないような患者さんばかりが入院している病棟でした。夜勤は看護師一人、介護士2名の3人態勢で行っており、ナースコールなどは鳴ることがほとんどない環境でした。
その日は、隣の病棟で亡くなりそうな方がいたため、フロア全体もなんとなくバタついた雰囲気でしたが、夜の2時を廻ると少し状況も落ち着き、介護士と一緒に少し休憩をしていました。

 

おばあちゃんがやってきました

休憩室の中に全員おり、お茶を飲んでいた時に、「すみませーん」と詰所の入り口から声が聞こえてきました。返事をして、詰所の入り口を見ると、入院着を着た小柄なおばあさんが立っていました。
違う病棟に入院している、認知症の患者さんが迷い込んだのかな…と思い、介護士と一緒に話を聞くと、「この病院にはとってもお世話になりました。お礼を言って歩いてるんです」と丁寧にお話されます。

 

寒気がしました!

とりあえず介護士が病棟を聞いて送って行こうとしたのですが、自分で戻れると言い、独りで別のフロアに向かって歩いていきました。
心配して付いていった介護士も、ある程度自由に身動きのできる病棟のトイレに入ったことを確認して、そのフロアの介護士に伝えて戻ってきたので安心していました。
そろそろ朝に向けての準備を始めようとしたときに、隣の病棟の看護師が真っ青な顔でこちらに向かってきました。

 
「今、小柄で白髪の上品なおばあさん、来なかった?」そう言われ、介護士とうなずき、確かに来て別のフロアに戻ったのを確認しましたよ?と伝えたところ、動きが止まって信じられないもの聞いたような顔をします。
「……だって、あのおばぁさん、日勤帯にウチの病棟で亡くなったんだよ?」という看護師に、私も一緒にいた介護士も一気に寒気がしました。

おばあちゃんは他の先生の前にも現れたそうです

丁度その時、普段ならなることのないナースコールが突然鳴り響きました。
あわてて鳴っている病室に向かうと、今にも呼吸が止まりそうな患者さんが。その直前に巡回した時には、全然なんともなくすやすやと眠っていた方が、苦悶の表情で苦しんでいます。

 
すぐに当直医を呼び、診察・処置をしてもらいましたが結局その患者さんはお亡くなりになりました。

 
その患者さんの死後の処置を終えたとき、当直の先生が「あの呼びに来てくれたおばぁさんって、ここの病棟の患者さんじゃないよね?」と言いました。
詳しく話を聞いてみると、私たちのところに来たおばあさんが、当直室に現れ、「ここの病棟で患者さんが具合悪くなったみたいだから、見てほしい」と頼んだそうです。
妙に早く当直医が現れた裏にはそんな事情があったのか……と思いました。
それと同時に、あのおばぁさんが教えてくれたのかな……とも思いました。
だって、ナースコールは絶対に手の届かない棚の上に置いてありましたから。

 
お世話になった病院に対する恩返しだったのでしょうか?
翌朝、夜勤明けで私が帰る頃にそのおばぁさんは、到着した身内の方とともにご自宅に戻られました。
私もお見送りして、心の中でお礼を言わせていただきました。

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カテゴリ: 不思議な体験談

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