わたしが出会った天使たち。困っていると彼らはやってきて助けてくれます
私は幽霊や超常現象など非科学的なことは全く信じていないタイプの人間なのですが、天使という存在だけはいるのかもしれないと感じています。
というのも、なにか困ったことがある時や不安な時に高確率でそれを助けてくれる人物が現れるのです。
意識しだしたのは社会に出て働き始めたころでした
店舗で接客業をして1年目くらいの頃、新しい上司から「自分の店の住所と電話番号くらいは暗記しておきなさい」と言われ、その場でぶつぶつと暗唱していました。
「こんなこと暗記してなくても調べればいいんだし、だいたい聞いてくる人なんているのかな?」と思っていた矢先です。
息を切らしてお店に入ってきたスーツの男性が「ここの住所を教えてください」と。ちょうど暗唱していたところだったので、すぐに伝えることができました。その男性はそのまま店を出て急いで行ってしまったので、なんのために住所をきいたのかはわかりません。
本社の人が店員を試したのかしらと疑ったくらいです。
偶然が重なります
その後、お菓子屋さんに職場を変え、クレジットカードの決済方法を初めて教えてもらった時です。そんなにカードのお客さんいないからと言われたものの、きちんとできるか不安に思っていると年配の女性が来店しました。
高級和菓子屋さんだったせいか気難しいお客様が多い中、その方はとても柔和でまだぎこちない私の接客にも優しくしてくれました。そしてその方の支払いがクレジットカードだったのです。その方の雰囲気がとても穏やかだったので、落ち着いて教えてもらったことを確実にこなすことができました。
他にも、仕事がきつく馴染めずに辞めたいと思っているときに限って、偶然友達が私の働いているお店にやってきたり。
商品にノルマがあり、積極的におススメしなければならないという時にも、私は何もしていないのに私のところへくるお客様がみなその商品をもってきたり。おかげで売り上げの1,2を争うことになって、優秀な販売員と思われました。
実家が経済的に困窮した時期があって、明日食べるものをどうしようかというときにも、ずっと連絡をとっていなかった知り合いから大量の食料が送られてきたり、疎遠にしている親戚からなんの前触れもなく「お小遣いに」と現金が送られてきたこともありました。
幼稚園の頃海で溺れたことがあり、近くの浜にいた両親すら私が溺れていることに気づかなかったのに、数メートル離れたところにいた男性が一目散に走りより助けてくれました。
今思うとそれも不思議なことだと思います。あの人がいなければ今の私はいなかったでしょう。
すべてが偶然といえば偶然なのですが、あまりにもタイミングの良いことが多すぎるので、もしかしたらあの人たちはみな天使だったのではと思ってしまいます。