宿泊先の旅館で深夜に起こった不思議体験。あれはおばあさんだったのか？

これは、５年前、私が社員旅行に行った時の話です。

宿泊したのは旅館です

社員旅行の行先は、福井・石川県の地元の観光地を巡り、夜は石川県の豪華な旅館に宿泊しました。
私の部屋は、女性従業員３人が泊まれる部屋で、先輩と後輩の社員とともに部屋へ入りました。
和室が２部屋あり、小さな和室には、三面鏡が置いていました。なんとなくその鏡が気になり、絶対に開きたくないなあと思っていました。
私は、霊感とかまったくなくて、金縛りもあったことがない体質なのに、なぜかこの鏡は寒気がしたんです。
夜は、宴会場でたくさんおいしいご飯をいただき、お風呂も大浴場でゆっくり温まりました。

眠たくなったわたしに何かが

少しお酒が入っていたせいか、とても眠くなって、私は先輩社員と大きい和室のほうで眠りにつきました。
疲れていたせいか、ぐっすり眠りに入ったのですが、ものすごく息苦しくて夜中に目が覚めました。
目が覚めると、私の体の上に、白髪のおばあさんがものすごい形相で私の首を絞めていたのです。
私は、助けを求めようとしましたが、声が出ず、体も動かず「う～」とうなることしかできませんでした。
どのくらい首を絞められていたでしょうか？きっと時間にすると一瞬かもしれませんがとても長く感じました。

 
その時、隣で寝ていた先輩がトイレに起きたのです。
その瞬間、おばあさんがぱっといなくなりました。私は、恐怖で声も出ずただ茫然とするばかりでした。

そのまま寝てしまいました

先輩が、トイレからもどったので、「今、何時ですか？」と聞くと、「２時だよ。ごめんね。起こしちゃった？」と言ってくれました。
私は、先輩のおかげで金縛りが解けたので、逆に感謝なんですが、その時は恐怖で、おばあさんのことや金縛りのことを言えずに、そのまま寝てしまいました。

 
旅館は、いろんな方が宿泊し、出入りするので、もしかしたら昔何かがあったのかもしれません。
怖くて、調べることもしませんでしたが、気になる鏡も朝には、後輩社員がお化粧するのに使っていました。
自分が、金縛りにあうなんて本当に信じられませんでした。
でも、実際にあるんだなあと実感しました。夢ではなく、はっきりと金縛りだと断言できます。
あの時のおばあさんが、無事に成仏できればいいのですが、思い出すとまた怖くなるので、なるべく口にすることなく忘れるようにしています。

 
口にしてしまうと、おばあさんがまた現れそうな気がするからです。
それ以来、人の魂って不思議だなと思うようになりました。どうか、みんなの魂が無事に成仏できることを祈ります。

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