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あの日、ファミコンを直してくれたのはいないはずの兄?兄弟の不思議

不思議体験

 

私が体験した不思議な出来事は、私が小学1年生の時の事です。
学校から家に帰っていつもの様にリビングで大好きなファミコンをしていたら、ファミコンの調子が悪くなり画面が砂嵐の様になってしまいました。

 
ファミコンを使った事がある人は知っていると思いますが、ファミコンはよく接触の関係で画面がおかしくなってしまいます。
よくある事なので、自分で直そうとした時に4つ年上の兄がやってきて「僕が直してあげよう。」と言って直してくれたのです。
普段は喧嘩ばかりしていてそんな優しい事をしてくれない兄だったので、
「なんかおかしいな。いつものお兄ちゃんと違う。優し過ぎる。」と違和感を感じつつ直して貰い、兄は直したらすぐにどこかへ去っていきました。

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お兄ちゃんはいないはずなのに

その後母に「お兄ちゃんがね、なんか妙に優しいんだよね。ファミコン直してくれたんだ。いつもはこんな優しい事してくれないのにさ。」と言ったら、母が驚いた顔で「え?お兄ちゃん?何を言っているの?お兄ちゃんは今学校の遠足に行っているじゃない。」と言うのです。
その言葉を聞いた瞬間、血の気が一気に引きました。
兄は遠足に行っていて家にはいないはずなのに、さっき私は兄を見た。
あれは間違いなく兄でしかないのですが、あの時に感じた違和感は一体なんだったのだろう、と胸騒ぎがしたのです。
兄の身が安全かどうかという不安もよぎりました。

 

家のことを考えていた兄

翌日の夕方、兄が無事に遠足から帰ってきたので、昨日のファミコンの事、私が兄を見た事を話しました。
兄はとても驚いていましたが、「それって何時くらいの事?」となぜか聞いてきたので「夕方の4時くらいだったはずだよ。」と答えたら、兄が妙に納得した様な顔をしたのです。
私は何故兄が納得した様な顔をしたのか分からなかったのですが、兄は「実は、昨日の夕方の4時くらいに早く家に帰りたくなってグループから離れて一人でずっと物思いにふけっていたんだよね。家に帰ってファミコンしたいな、とかさ。」と言うので不思議な事ですが、私も妙に納得してしまいました。

 
私は小さい頃はこういった不思議な体験をした事が何度もありますが、家族絡みの不思議な体験はこの時だけだったので今でも強く印象に残っています。
人は強く願うと念力となって何かしらの形になって現れるとは言いますが、この時の体験は所謂そういう事なのだと思います。
大人になると小さい頃の霊感は落ち着いてくると一般的に言われていますが、きっと兄は小さい頃だったからこそ念力が強くて実際に形となって現せたのだと思います。

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カテゴリ: 不思議な体験談

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