最後まで気にかけてくれていた人の魂が見えた瞬間。ありがたいと思った心霊体験
人の魂は見えないところでも何か発信しているのかもしれないという体験です。
これは数年前の出来事です。
1年間でしたが充実したアルバイトでした
私はアルバイトとして雇用された会社に1年いました。部署は経理部です。
アルバイトながら事務の経験を見込まれ採用されたのです。
そこでの仕事はこれまでの事務とは違う経理ですが、初めてのことばかりでとてもやりがいがありました。
その時に私の指導に当たってくれたのがA氏でした。
彼は私の指導を一生懸命してくれ、私は一人前の経理の仕事ができるようになりました。
そこで経験したことはその後とても役に立つことになるのですが、事情があって私は一年で辞めなければなりませんでした。
その会社で知り合った先輩たちとは会社を辞めた後もつき合いが続き、よく誘いを受けては出向いて行きました。
集まった席でよく私がいた時の話題をおもしろおかしくしました。
そんなことが何度か続きました。
そしてそれから数年が経っていました。
A氏の影?
ある日、私は自分の部屋で本を読んでいました。ベッドに座っていたので立ちあがったその時ふとなんとなく反対側を振り返りました。
通常はその場所には何もなく白い壁があるだけなのですが、私の目に写ったのがA氏でした。
アルバイト先の経理の指導をしてくれたA氏です。
そんなことがあるわけがないと思い、もう一度振り返るとすでにその影はありませんでした。
私の見間違いだと思いました。
A氏の現状を聞いて驚いてしまいました
数日後、いつものように先輩たちから声が掛かりました。
出向いていき話は盛り上がっていきました。私はその時にそう言えばと言って切り出しました。
A氏のことです。集まりに来ていないけど元気ですかと他の人に尋ねました。
すると、A氏は亡くなったと言うのです。
長い間療養していたらしいのですが、そのことを私は初めて聞きました。
A氏はとても私のことを気にかけてくれていたと言うのです。
数日前の出来事を話すと、もしかすると最後のあいさつに訪れたのではないかと言われました。
私もそんな気がしたのです。ずっと会わなくて気にはなっていましたから。
そのようなことから、通常では信じがたいことかもしれませんが、霊魂の存在を信じたいと思ったのです。
A氏が会いに来てくれたのだと思ったのです。
そのことをある人に話すと、私の中でそういう感受性があるのだと言われました。
私もそう思いました。
以前にもこれとは違う体験をしたことがあったのでより感じるように思います。
だからと言って怖いと言うことはありません。
不思議な体験ですが、むしろその経験はなにか有難いような気がするのです。