後に夫になる人との出会いで起こった、運命としか言いようが無いシンクロニシティ
まず最初にお断りしておきますが、私は所謂霊感というものは持ち合わせていません。
よく霊感体質でしょっちゅう普通の人には見えないものが見える、という話も聞きますが、私にはそんな体験はこれまで殆どありませんでした。
ラッキーな体験やシンクロが多いです
代わりに、と言いましょうか、そういった霊的な現象とはまた別次元の、不思議な体験ならけっこういろいろと体験しています。
例えば、会社の人間関係ですごく大変なことがあって(いじめにあうとかそういった内容のことです)もう辞めるしかない、でも仕事自体は好きなのでできれば辞めたくない、という絶体絶命の状況に置かれた時、いじめを率先してやっていたスタッフ(女性)の方が家の事情で急遽会社を辞めることになり、結局私の方がその会社にその後十年近くもいることになったとか、「会いたい」と思っていた人に、まさかこんな所で!と思うような所でばったり会うとか、何となく頭に浮かんで来た曲が、たまたま入った店でBGMで流れて来た(滅多に流れない曲だったりする)などというような事は割と日常茶飯事的に(今でも)起きています。
夫との出会いこそ正に不思議体験でした
しかしわたし的に、これまで経験した中で最も「うそでしょ!?」みたいな話と言えば、私と夫を引き合わせてくれた人達のことになるでしょう。
夫と私が出会ったのは私が30代半ばにさしかかろうとしていた時でした。夫の方は当時まだ20代後半。
お互いの仕事、生活環境、そして年代、どれを取っても殆ど接点らしいものはありません。
それが何故出会う事になったのかと言うと、当時ちょっとした流行になっていた「自己啓発系」のイベントにそれぞれが参加したからです。
実は私の方はそれまでも似たようなイベントやワークショップに参加経験があり、さほどそれ系統のことには抵抗はありませんでした。
でも一方の夫の方は、それまで全くそういったジャンルのことには興味がなく、これが全く初めてだったそうです。
そしてそんな私たちをそれぞれイベントに招待したのが、私の方は当時同じ職場の同僚だった女性、夫の方は、高校時代のおんな友達(彼女とかではない)でした。
まさかの同姓同名!
それだけならたいして不思議なことじゃないと思われそうですが、驚いたのは私たちがそれぞれ同じイベントに参加し、そこでたまたま同じグループになり、親しくなってからお互いを紹介した人達の「名前」を知った時。
なんとふたりは同姓同名だったのです。
それも鈴木、とか田中などといったよくある名字ではなく、ふたりとも名字は「もりや」。名前の方は割とよくあるものですが、それにしても彼女達もイベントで実際に会うまでは、同姓同名であることは全く知らなかっそうです。
こういう確率はかなり低いと思うのですが、どうでしょうか。
少なくとも私と夫はとても不思議に思い、また彼女達のおかげで未来の伴侶に出会えたことに心から感謝しました。
結婚式にはもちろんふたりともお招きし、披露宴ではそのエピソードを来賓の方々に紹介。皆さんもびっくりしていましたね。
まったく彼女達には足を向けて寝られないね、と未だに夫と言い合っています。