展示車を買ったわたしの身に起こった車の大破。お祓いや損害保険を勧められたのはなぜ?
20年前に購入した自動車についての話です。
車を購入する気は全くありませんでしたが、父の馴染みのカーディーラーさんに熱心に薦められ、丁度今乗っている車が車検の時期を迎えることもあり、購入することになりました。
所謂、新古車というやつでした
購入する車は展示場の試乗車なので新車にしては安く購入することができました。色は私の大嫌いなシルバーグレーで、何となく好きになれない車だな、と感じましたが、お買い得との言葉に押されて手続きを済ませました。
納車の時は、ディーラーさんがやたら神社でのお祓いや、新車の損害保険(大破時に保険金で新たな購入費用がまかなえるもの)を勧めてきました。
先日新車を購入したお客さんが、1カ月もたたないうちに事故を起こし、廃車にしてしまったというのです。その時の私は運転には自信がありましたし、全くの他人事ととらえて何もしませんでした。
わたしにもちょとした事故やトラブルが続きました
さて、新車に乗り出したとたん、何度も事故に見舞われるようになりました。車同士、バイク、電柱との接触などちょっとした事故が続き、保険を適用するまでもないので自己負担でボディメンテを済ませていました。
あまりにも事故が続くので、納車後3カ月が経つ頃、神社でお祓いをすることにしました。これまでそういう類のものは迷信とみなして全く気にしていませんでしたが、さすがに何かにすがりたい気持ちになったのです。
お払いしたにも関わらず、車が大破!
ところが、お祓い後2週間もしないうちに、車が大破する事故に見舞われました。青信号に変わるのを待って右折しようとしたところ、左側から信号無視のトラックが突っ込んできたのです。私の車は中央分離帯に激突してフロントガラスは滅茶苦茶、車のフロント部分と右サイドがひどく損傷しましたが、幸いなことに私は傷一つなく無事でした。おそらく、分離帯がなければ私の車は対向車線に飛び出して複数の車を巻き込む惨事になっていたでしょう。もちろん、その場合は無傷ではいられません。ケガがなく、他の方に迷惑をかけなかったことは本当に不幸中の幸いでした。
事故の連絡を受けて、すぐディーラーさんがかけつけてくれました。
車の様子を見て廃車するしかないこと、これだけの事故で私が全くの無傷だったことを奇跡だ、と言われました。
そして、無理にでも保険に入らせるべきだった、と何度も悔やまれました。
ディーラーだからこそ知ってる事故の連鎖反応
ディーラーさんの話では、事故には連鎖反応があるようで、客の一人が何か事故を起こすと、立て続けに他の客も事故に見舞われるそうです。また、私が買った車種は人気車種で、試乗車であってもすぐ成約が入るタイプの車でしたが、私の買った車はなかなか買い手がつかず何故か敬遠されていたので、何か縁起の悪さを感じていたそうです。
そういう話を客にすると敬遠されるので伝えないが、どうも気になったのでお祓いや保険を勧めたのだとのことでした。
私が遅ればせながらお祓いを済ませたことを伝えると、それでケガひとつ負わずに済んだのだろう、と納得されていました。
お祓いの後、車の中にお札を入れていたのですが、お札が身代わりになったのかもしれません。
車は新車を買うようにしています
以来、車を買う時は必ず全くの新車で購入するようにしています。中古車はもちろん、試乗車であっても、何か先に乗った人の念というか、よくない運気がとりついているような気がするからです。
また、納車後は直ちにお祓いをすませて車を清め、先に乗っていた車は引き取り前にきれいに洗車し、これまでの労をねぎらって送り出すようにしています。モノとはいえ車にも何かしらの意思のようなものが宿っているような気がします。
そのせいか、それ以来事故に会うことはなく、またそろそろ車を買い換えようか考えているところです。