リピーター続出中の超人気星占いサイトの文章表現を分析！

いつもチェックしているお気に入りの占い本やサイトがありますか？

私は最近、とある星占いのサイトがとても気になっています。
１２星座を元にした星占いって、なんとなく区分が大雑把な気がして、これまで他の占いほど興味を持って注目して来なかったのですが、半年ほど前に友人から薦められ、覗いてみたその星占いサイトにピンと来てから、毎週熱心にそこに書かれている自分の星座へのメッセージを熟読するようになったんです。

シンクロを感じた占いサイト

いつ読んでも一つ一つのフレーズが、今の自分の心模様や置かれている状況をピタリと言い表しているように感じるんです。
さらに驚いたことに、ここ数週間で友人に「最近、なにか気になってる占いってあったりする？」とそれぞれ尋ねたところ、３人もの人が私がチェックしているのと全く同じサイトの名前をいきなり口にしたのです。

とても魅力的で信頼している友人達が、同時多発的にハマっていたそのサイト。
特殊な占いというわけではなく、あくまでオーソドックスで古典的なタイプの星座占いのサイトであるにも関わらず、何故そこまで人の興味を惹き付けるのか、とても気になります。

人気占いサイトの秘密に迫ります！

「当たっている」というだけの星占いサイトだったら、おそらく他にも存在するのでしょう。
例えば「今週の魚座は、呼吸器系の病気に注意」と書いてあるのを読んだ魚座の人が、実際に咳で苦しみ始めたなんて場合、そのサイトの予報は当たっていたことになります。

ただ、そう言った現実的で具体的なことが書いてある占いは、仮に１００％当たるなら本気で役に立てることができる反面、万が一、何回かハズレが続いた場合には全く意味のない情報になってしまいますし、当たるなら当たるで「何かイヤなことが書いてあったらどうしよう…」と、読みに行くのが怖いような気もしてしまいます。

この辺の心理バランスがとても微妙で、例えば…

「水族館で昔の恋人とバッタリ再会するでしょう」

なんて書かれてしまうと、内容が具象的過ぎて多くの人にとってこれは自分と関係の無い話だという風に思えてしまいます。
逆に

「今月の中頃辺りから恋愛運が上昇するでしょう」

なんて書かれても、漠然とし過ぎていて、天気予報などとあまり変わらず、自分にとって有益で楽しい情報であるとはどうも思えません。

人気がある読者の多い占いサイトは適度に具体的

リピーターが続出するような占いは、具体的なことと、漠然としたことのちょうど間の世界を上手に表現し、誰にとっても関係があると思わせてくれるような奥行きのある文章を構築するのがとても巧みであるように感じます。

例えば「水族館で元カレに遭遇」と「もうすぐ恋愛運上昇」の間で言うなら…

「ふとした瞬間に思いもかけないような場所でかつて大切であった懐かしい人の存在を近くに感じられるような出来事があるかも知れません」

といった感じでしょうか。
まるで謎解きのようにヒントめいたメッセージがいくつか書かれているとあらゆる現象がこの時目にした言葉から連想される出来事のように思え「もしかして、当たってる！？」と、楽しくなりませんか？

限定しないことで読者の想像力が広がる

「思いもかけないような場所」という表現なら、わざわざ水族館へ行かずとも例えばツイッターやフェイスブックで、たまたま昔の友人の名前を見かけたなんてことがあったり、友達との会話に昔の恋人の名前が挙がったりしただけで「これのことかな？」と思えますから、そういった軽い「奇跡」のような体験のできる可能性がとても大きくなるわけです。

ワクワクさせてもらえるとまた読みたくなる！

さらにリピートしたくなるような占いには、いつ読んでも必ず「何かイイことが起こりそう！」と予感させてくれるような一言が添えられているんですよね。
当たっていると思える小さな奇跡が連続した上に、それが明るい未来への象徴的な出来事だと思わせてもらえたら…誰だって、次にまたその占いが更新されるのを楽しみに待ち焦がれてしまいますよね。

今回は、運勢の導き方そのものについてではなく、占いの「表現の仕方」にスポットを当ててみました。
継続してメッセージを受信したくなるような魅力的な占いには、他にどういった共通点があるのかさらに分析してみると面白そうです。

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