こんな占い師本当にいるんだ!ヒドいタロット占い師体験談!
1日のうちに、街の占い処を5軒もハシゴしてしまったことがあるほど占い好きな私が、「過去最低!」と思ってしまった占い師さんのことについてお話しします。
その頃のわたしは『タロット占い』にとてもハマッていて、タロット占いを行ってくれる店を中心に回っていました。
タロットの魅力に取り付かれていました
自分の中にあった一つのテーマについて色々なアドバイスや答を求めていたその頃のわたしは、タロットととても相性が良いように感じていました。
問題の占い師は3軒目に訪れた店にいました。
私に相談内容も何も尋ねないまま、席に着くなり突然10分を計測するためのタイマーを発動させました。この時点で既にちょっとだけイヤな気分に。
他の占い師さんは皆、軽く内容を尋ねてからさりげなくスイッチを押すんです。
10分間のタロット占いがスタートしたのですが…
さらに、10分の鑑定時間がスタートしてからも、私の悩みを丁寧に聴いてくれる様子は全くなく、「このタロットに尋ねたいことを、何か一つ唱えてください」と言われました。
とりあえず、言われるがままに「…じゃあ私が、音楽家としての道を進むべきなのか文筆家としての道を進むべきなのか知りたいです」と、自分にとってとても大きかった悩みごとを無理矢理一言にまとめて伝えると、彼女はガサッと広げたカードを1枚指差すように指示してきました。
そのカードの上に指を置くと、彼女も同じようにそのカードの上に指を置き、しばらく机の上をグルグル…
(すぐにめくらずに、グルグルをさせられたことで、また少しだけ印象が悪くなりました)
めくったカードに描かれた絵を見て、彼女は一言、「文章の方がいいと出ています」と言いました。
私にしたら、とてもとても気になる一言です。
何故、文章の方が良いのか、どうして音楽ではダメなのか。
そこに納得いく説明が欲しくて、わざわざお金を払ってまで、街の占い処を渡り歩いているのですから。
固唾を飲みつつ、彼女から鑑定結果として、ありがたいお話が告げられるのを待っていたのですが…
占いは結果だけ伝えれば良いものではないのに…
次に彼女から出た言葉は「はい。他にタロットに尋ねたいことはありますか?」でした。
私が「えっ、さっきの悩みは、もう今ので終わりですか?」と訊き返すと、「はい。私はこうやってどんどん進むスタイルでやっていますので」と、堂々と切り返されたのです。
「えーーーっ!?それだったら、ネットのアプリでカード1枚引いて、意味のページ見るのと変わらないじゃん」…と悪態をついたのは、もちろん心の中ででした。弱気な私は本人を前に文句の一つも言えず、これで10分1500円って高くないか?とモヤモヤしたまま、仕方なく次の質問をタロットに投げかけることに。
「それじゃあ、私が文章で成功するためには、どういったことに努めれば良いですかね、私には何が足りてないでしょうか」と尋ねると、また同じように、タロットカードに指を置いてグルグルする儀式が始まり…
結果の伝え方も占い師の技量だと思うのです
めくったカードに描かれた絵を見て、今度は彼女はこう言いました。
「力が足りません」
…と。「はぁ!?」と、この時ばかりは露骨に敵意ムキ出しの表情をしてしまいました。
仮にそういう結果が出ていたとしても、占い師ならもうちょっと適切な伝え方というものがあるだろうし、さっきから表面的なことしか言わないよなぁ、この人は…と、こみあげる苛立ちをこらえていると、彼女は「はい。まだタロットに聞きたいことがあればどうぞ」と続けたのでした。
なにぶん弱気な性格なものですから、私は「もういいです…」とだけ言って、おとなしく1500円払って出てきましたけど、ついでにテーブルの上のタロットを投げつけてやってから帰りたいくらい、その時はとにかくムカムカしてしまいました。
時間とお金がもったいなかった
こんなヤル気の無い人に占ってもらうくらいだったら、タロットの知識なんて全く持ってなくても、自分の担当の美容師さんや、ネイリストさんに悩み事を相談してアドバイスをもらった方が、よっぽどスッキリするなぁ、と感じましたよ。
カードの意味を端的にしか伝えることができず、しかも客を不愉快にさせるような人が、一体なぜタロット占い師の道を志し、お金を取れるまでになったのでしょうか。
でも、こんな占い師さんでも、きっと「相性が良い」と感じ、リピートしたくなるようなお客さんが、どこかには居るんでしょうね。
ちなみに、本当はタロット占いって、同じ案件の場合一度鑑定してもらったら、数日は間を空けないといけないなんて説もあるようですよ。
まとめて何度か鑑定してもらうと、当然結果が違ってきてしまいますが、その場合は最初に聞いた答えが最も確実なのだそうです。