胃腸や十二指腸、肝臓に要注意？健康線で占う消化器系のトラブル

 
あなたの健康や身体の状態に注意信号を点してくれる健康線には、いろいろなかたちがあります。健康線の特徴は、身体の中で注意を要する場所・器官によって、刻まれ方が違ってくるということです。

 
健康線がまったく出ていない、注意信号が何も点されていないという人もいますが、その割合は少ないそうで、多くの人には何らかのかたちで健康線が現れているそうです。完璧に健康な人なんて、現代社会においてはおそらくほとんどいないのではないでしょうか。ほとんどの人の健康線は薄くかすかに出ている状態で、それほど深刻に心配する必要はありません。ですが、もし仮にはっきりと濃く出ているのを発見したら、あらためて自分の健康状態や生活習慣などをチェックしてみる必要があるかも知れません。

それでは今回は、注意が必要な健康線をいくつかご紹介しましょう。

 

切れ切れの健康線は消化器系に注意が必要

図に示した健康線（1）は、切れ切れに刻まれた健康線です。
手相線では、基本的にどの掌線でも切れ切れに刻まれたものは、本来その線が持っている意味やエネルギーに対してマイナスの要素があることを教えてくれます。健康線が切れ切れだとまさに健康や身体にマイナス傾向があることを示します。
特に、胃や腸の消化器系が弱っていることを表しており、その原因として仕事や人間関係のストレス、働き過ぎや悩みを抱えていることが考えられます。

また胃腸以外にも肝臓が弱っているという可能性もありますから、この健康線が現れているのを見つけたら、心身ともに充分な休養をとることを心がけてみてはいかがでしょうか。
また図に示した健康線（2）のように、細かい線が放射状に刻まれている場合も胃腸系が弱っていることを表しています。この放射状の健康線は女性に現れやすい線だそうで、細かいことに悩みがちな人に出やすということですから、この線が現れた人は気分転換やリラックスが必要かも知れません。

 

健康線に関わりのある悲哀線

（3）の横に刻まれた健康線も胃腸系、特に腸に注意が必要です。もしこの健康線が現れていて、かつ途中で中断しているような線でしたら、腸がかなり疲労しているかも知れません。
また、健康線ではないのですが、こういった消化器系の疲労に関係のある線として、悲哀線というものがあります。

悲哀線は生命線上に現れる、その名の通り人生における悲しみに関係する線なのですが、健康線が出ていてこの悲哀線も現れているようですと、あなたは何かの悲しみを原因として心身ともに疲れている可能性があります。

悲哀線は心が優しい人に出やすい線だということですが、心の優しさが逆に悩みを抱えストレスとなって体調を崩してしまってはいけません。特に慢性の胃痛や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などには要注意ですので、早く悲しみを乗り越えて気分転換をすることが必要かも知れません。