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手相占いと健康:手のひらは身体の中を映し出す鏡だった!

手相健康1
 
あなたはなぜ手相などの占いに興味を持つのですか?
恋愛や人間関係? 金運、出世運……? 人生には多くの知りたいことがあります。未だ見えないこれからへの希望や期待と不安。それらを抱えながらあなたが人生を歩んで行く原動力として、何が待っているのかわからない明日や将来をほんの少しでも知りたいという気持ちが、占いへの関心に向かわせるのかも知れません。

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そういった占いのひとつとして手相はあります。しかし手相にはそういった運勢を知るという側面と同時に、あなた自身を知る、という側面がほかの占いよりも色濃くあるような気がします。
それは手相が、自分自身の「手のひら」という身体の一部、それもとても人間ならではの、生物としては高度に発達した身体の部分から判断するものだからではないかと思います。
そして自分自身を知りたいといえば、身体と健康も大きな関心ごとではないでしょうか。

 

人間にだけある手相

手相で主に観るのは手のひらの線(掌線)やシワですが、この手のひらの線やシワがある動物は人間とサルだけというのをご存知ですか?
もちろん、どの動物の足にもシワや線はあります。しかし地球上の生物のなかでモノをつかんだり指でつまんだりなど、手の役割や機能を高度に発達させたのは人間とサルだけであり、その発達によって手のひらの線やシワもできたのです。

ただしサルは、人間ほど高度で巧みに手を使うことはできません。人間の手は27個もの筋肉の複雑な構造からできていて、その構造を巧みに動かすには大脳皮質の連合野と脊髄の神経経路が制御しています。そしてこの大脳皮質の発達・進化が、人間の手とサルの手を大きく分けているのです。

手相で大運や出世、天才の相とされる「ますかけ線」というものがあります。これは感情線と頭脳線がつながって横1本の線となっているものですが、別名「猿線」(病理学的には手掌単一屈曲線)とも呼ばれ、サルの手のひらに多く見られることから付けられた名前です。なんでも、サルは親指以外の人差し指から小指までを、それぞれ独立させて動かすことが苦手だから横1本の線になったのだとか。人間の天下取りのますかけ線とは、だいぶ違います。
つまり、人間と同じくサルの手のひらに線やシワがあっても、それは手相線ではないのですね。手相は地球上の生物で人間にだけあるものなのです。

 

手のひらは身体の中と結びついている

手相の世界では、もともと手のひらが宇宙の動きを表しているとご紹介したことがありますが、じつは手のひらは、その人の身体の中を表しているという考え方もあります。

古来、中国の医学では医師が手相も観ており、体調の変化や危険信号を、手のひらを観ることによってまず判断しました。また手のひらには多くのツボがあり、東洋医学における経路(けいらく=体内の代謝物質の通り道)と手相は大きく関係しているそうです。

手や指の繊細で巧みな動きを大脳皮質がコントロールしているように、人間の身体のなかで高度な働きをする手のひらと脳や神経経路には大きな関係性があります。ですから手相の世界では、手のひらと身体の中は結びついていて、手相を観ることによってその人の現在や今後の健康状態を知ることができるとされているのです。

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