感情を持たないソードのクイーン。全ての事柄が白日のもとに…!
剣は、自然界に元々は存在しない物質です。
人の手による加工があって初めて存在する剣のカードは人の経験や知識などのノウハウ的な側面を強調する要素になります。
ソードのクイーンは、主に分析や分解という要素と役割を持つカードです。
これは、例えば機械で行われる◯◯診断などと同じように、過去い蓄積された膨大なデータの中から統合的にパターンを当てはめ、全体的にボヤッとしていた物事に対し具体的なパーツを当てはめ、形を作っていくようなものです。
ソードのクイーンの解釈
また剣は物事を切るために作られます。その役割の通り、ソードのカードもまた分離、別離など切り離すという役割を持っています。
ソードのクイーンはそれを分析や分解という手段を持ってそれを行います。
特にソードの考え方として、普段自分たちが当たり前に持ち合わせて、無意識的に関わっている感情というものが存在しない世界です。
そのため、選択肢と可能性を広げるクイーンの世界において、そこから始まったのか?という起源がソードのクイーンを占いとして用いる場合はとても重要になってきます。
ソードのクイーンが分析力と分解力で一体だった物事をどんどん切り離し、ある種の形と領域を作っていくことによって、要るのか要らないのか、捨てるのか捨てないのか?の選択肢を広げていくためです。
それが一体何のためで、どんな目的を果たすために分析をする必要があるのか?何が始まりなのかが明確になっていないと、ただでさえ感情的な側面を持たないクイーンのカードは、大きな誤解を生むきっかけになりかねません。
ソードのカードはよくも悪くも知らなくてよかったことまでもが表沙汰になる可能性を持っているためです。
カードとして観るソードのクイーン
カードとして観るソードのクイーンは、分析や分解によって、それまで不透明だった物事の全体像や形が見えてくるという意味合いを持ちます。
また、それまで培ってきた知識やデータが問題解決のカギになる。要るものと要らないものがハッキリするなどの意味合いを持ちます。
人物として観るソードのクイーン
人物として観るソードのクイーンは、聡明、または深い知識を携えた人物、白黒ハッキリした人、切ることをためらわない人といった一見すればコワイ印象をもたらす人物像を表しますが、反対から見た時にはこれだけハッキリと自分の意志とデータを客観視できる人物はいません。
会社や仕事において、トップをささえる強い味方であり、豊富なデータからはじき出される答えは信頼性の高いものを持っている人物です。
逆位置として現れた場合は、本来持っているはずの白黒ハッキリした性格が鈍っており、イマイチハッキリしない、データに縛られ自分自身ががんじがらめになる。知識を吸収している先があまり信頼性のおけるところではない、偏見や強い観念を持っているといった意味合いを指し示します。
ソードのクイーンの一般的な意味
カード全体における役割としては、人と群れることは無いが、冴えた知識を持っている、集中力、恋愛よりも仕事を優先したい、またはしている人、個人的な事情に振り回されない、プロ意識などを表します。
逆位置に出てきた時は固執する、執着、他者を非難し、協調性が無い、心身のバランスが崩れているデータに振り回される、離婚、目的や目標の断念などを表します。