2本あったら生命力も2倍?パワフルな人生を歩んで行く二重生命線。自信過剰に注意
生命線はその人の生命力、つまり体力ばかりでなく気力や精神力を総合したエネルギーと人生の歩みを表している線です。
二重生命線
生命線はほとんど誰の手にも刻まれている、最も基本の掌線(手相線)ですが、なかにはその生命力や人生のエネルギーが人一倍パワーアップされていることを示す生命線があります。それが「二重生命線」です。
二重生命線を見つけるのは簡単。生命線の内側にもう一本、生命線に沿うように同じカーブを描いて刻まれていればそれが「副生命線」で、合わせて二重生命線となります。
なお、副生命線は本来の生命線と同じ起点から枝分かれして内側に伸びて行くものや、生命線とは交わらずに初めから並行して伸びて行くものもあります。
生命線が2本だと生命力も2倍!?
二重生命線の持ち主は、生命線が二本あるのだから生命力も2倍あるのでしょうか。
正確に2倍の生命力があるのかどうかはわかりませんが、健康面や体力、気力が大変優れているということは言えます。
たとえ見た目は肉体派ではなく、それほど丈夫そうに見えなくても、実はすごくタフなタイプの人が多いとされています。また意志も強く忍耐強い、芯がしっかりしていて何事にもしぶといなど、精神力のタフさも持ち合わせています。
ですから、仕事面でもとても忙しくエネルギッシュに動き回り、そのくせ回復は人一倍早いということになります。もし病気や怪我になったとしても普通より早く回復し、すぐに仕事に復帰することができます。
気をつけなければいけないのは晩年
図で例に示した二重生命線を見て下さい。
生命線流年法で割り出すと、副生命線が21歳頃から始まっておよそ70歳の半ばあたりまで伸びています。
この例の二重生命線の場合、この年齢の間がとても生命力が強く、人生で人一倍の活躍をすることを表しています。おそらく寝る間も惜しんで、とても忙しい人生を送るのではないでしょうか。
しかし他の人より体力や気力がある分、実は無理をしてしまっているのです。二重生命線の持ち主は、生命力に溢れている期間は無理をしても大丈夫な人なのですが、どうしてもそれが自信過剰にもなってしまっています。
いつまでも続くわけではない
気をつけなければいけないのは、さすがにその生命力やエネルギーがいつまでも続かないということなのです。図の例で言うと、副生命線が終わる70歳半ばあたりに、そのエネルギーも途切れてしまう可能性があります。
ですから二重生命線を持っている人は、それがあるからこそ晩年は気をつけなければなりません。
いつまでも副生命線が刻まれていた時のように無理を続けていると、いっぺんに身体を壊す恐れがありますから、線が無くなる時期が近づいてきたら充分に注意する必要があるでしょう。