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タロット解説:人物カード(コートカード)が表すものをどう読む?

タロットカード占い
 
正式な名称としてコートカードという名前がついています。
コートとは宮殿という意味です。

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王から始まり、従者で終わるこのカードは、占いにおいてアナタから見て、対象となる人物や組織はどういう役割があるか。という事を意味している時と、王から従者それぞれの人物自体が持つ役割に関する意味が示されている場合の二通りがあります。

 

人物が持つ役割を示すコートカード

例えば、仕事の相談で、上司との関係が気になっていたとします。
その時、コインの王が出たとするならば、アナタにとって、この上司は結果を出す、形を残すという試練や課題を与え、あなたに実績を残すという役割を持っている。という人間関係図が出来上がります。

また、占いのやり方によっては、まず人物カードから象徴となるカードを一枚引きそこから、他のカードを引いて占うというやり方もあります。

自分は経験上、象徴として引くというやり方をやった事はありませんが、人物カードの位置づけとして、相談者から見て、この人は何のために、存在しえるのか?を観る時に人物カードのみをシャッフルして占う時があります。

この観方は、人のみにならず、もっと大きな関係性でも応用して占う事が出来ます。

例えば、職場や、近所、地域の人々など、今自分が居て、問題が発生している環境の本来の姿や役割を知りたい時、人物カードはシンプルだけれども説得力のある答えを導き出してくれます。

 

属性と役割を掛け合わせながら全体を見る

コイン、ソード、カップ、ワンド、それぞれの持つ性質は変わりません。
そこに各カードが持つ役割を当てはめて行くことによって、役割を導きだす事が出来ます。

例えば、コインは物質や結果、環境です。

コインの王は創造の出発点として、どういう結果を出すべきか?という到達点であり目的地を導き出します。

コインのクイーンは、定められ、与えられた環境からいかにして目的地へとたどり着けるのか?
その可能性と条件を探り出し、選択肢を広げていきます。

コインのナイトは、目の前に広げられた可能性と選択肢から一つを選び、行動を起こし他者を含めて、周りに働きかけていきます。

コインの従者はナイトが行動した結果を受け取り、その状態をフィードバックし、評価します。

トライアンドエラーが起きるのは行動を起こしてこそ発生するものなので、従者の場面で起きます。

 
このようにして、4つの属性と4つの役割を掛け合わせる事によって、自身を中心とした周りの環境を全体的に見渡す事も出来るようになります。

その流れに沿っているか、それとも逆らっているかによって、今の問題に対して解決策を探り当てる事も可能です。

人物カードだけでくくった場合、枚数が最も少ないので、使い方次第では初心者でも色々な問題を占うことが出来るようになります。

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