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珍しすぎる手相。特別な感性や素質を表す惑星環、「木星環」と「土星環」の秘密

手相

人間の手には宇宙が刻まれていると言われます。
例えば掌丘のように太陽系の惑星の名前が付けられた膨らみには、宇宙のエネルギーが蓄えられているといった古代からの考え方があり、手相は宇宙の星ぼしと大きな関係を持つとされています。

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ある人にはある線「惑星環」

そんな惑星の名を持つ「惑星環」は手相のなかでも特別な線で、かつ生命線や頭脳線などのように誰にでもあるという線ではありません。
惑星環は、手のひらの様々な場所にカーブを描いて刻まれていて、刻まれた場所によって、太陰(月)環、火星環、水星環、木星環、金星環、土星環、太陽環と、7つの星の名前が付けられています。

 
惑星環は全体的にその人の特別な感性や才能、素質などを表していることが多いのですが、今回は、その惑星環のなかでもとても珍しい2つの環を見てみることにしましょう。

 

 

太陽系最大の惑星の名前が付けられた木星環は、知恵と力と富の象徴!?

木星環は、人差し指の付け根を取り囲むようにカーブを描いて木星丘に刻まれる線で、別名を「ソロモンの環」と言います。

 
このソロモンの環は以前にも別の記事で取り上げたことがありますが、古代イスラエルの王であったソロモンは知恵のシンボルとされ、また旧約聖書ヨブ記の一節にソロモン王の手相は「その右手に長寿あり、その左手に富と権威あり」という記録が残っています。
ですから、木星環=ソロモンの環はまさに古代から知恵と富と権威の象徴と観ていたようです。

 
同時に木星環=ソロモンの環が刻まれる木星丘は、野心や向上心のエネルギーが蓄えられているとされますから、成功に向かって力強く前進する力に満ちています。
つまり木星環の持ち主は知恵と野心や向上心にあふれ、権威や富を得るなどの成功に向かって前進する強運の持ち主であり、また優秀な指導者になる可能性を秘めているということです。
ただし、惑星環のなかでも木星環はとりわけ珍しい線であり、この線が刻まれている人はとても貴重な方である言えるでしょう。

 

 

こだわりと執着に富んだ極めるタイプ、土星環

木星環と並んで稀にしか見られない惑星環に、土星環があります。
土星環は、人差し指の隣の中指の付け根を取り囲むようにカーブを描いて刻まれます。
しかしこちらの土星環は木星環と違って、長所と短所が表裏一体の相なのです。

 
現代の手相学の源流とされる19世紀のイギリスの手相家キロは、この土星環を孤独と貧困を象徴する不運の線と解釈していたそうです。その理由としては、この線を持つ人は孤独で頑固、他人の忠告や干渉を受入れず悲惨な境遇に陥るとしていました。
しかし現代では、この土星環を必ずしも凶相とは観ないようです。孤独癖があり自分の殻に閉じこもりやすいのですが、ひとつのことにこだわり、コツコツと極める研究熱心なタイプでもあるということです。

 
別名“オタクの環”と呼んでも良いかも知れません。おそらくは19世紀だったら短所と思われていたことが、現代においては長所に転換できるかも知れない典型的な手相と言えるでしょう。

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