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組織の中の安定性…タロット小アルカナ:コインの4・剣の4の意味

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コインの4の解釈

4番は、安定と安心を求めるまとめ数字です。
コインもまた、他の3つのエネルギーをまとめて、物質的な結果を出すカードなので相性としては最も安定したカードとも言えます。

5番のカードは他者から離れていこうとする要素が強かったのですが、それはあくまでも一つの組織や社会から離れるという具合です。

4番のカードはより大きな組織や社会の中で安定を目指していきます。
例えばそれは国家的な資格や公務員であったり、仕事であったりします。
また、空間内を安定的にまとめたい傾向を持ちます。

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それはコレクションや趣味、貯蓄や財テクなども当てはまります。

総じて、安定性を保つためには一人よりも、社会的に広く認識されているまたは認識しているものを所有する事によって、社会を公正する柱の一つとして存在しようとします。

大きな意味では国や法律、ルール等を指し示す可能性を持つコインの4番ですが認識という意味ではより大きなエネルギーを持ち、他者や組織へ与える影響も大きくなります。

 

コインの4の正位置

コインの4番が正位置で出てくる時、所有している物が自信を与えます。
またそれを持っていると思う事、認める事が安心に繋がるという意味合いも指し示します。

土地や家、財産等の自分自身を安定させる要素が現れるまたは所有出来る可能性も指し示します。
4番の数字にはあまり消費をしたり、打って出る等の攻めの行動は存在しません。どちらかと言えば保守的に守りを固める傾向性を持っているため、人格的には地味な人という印象を与えている可能性もあります。

 

コインの4の逆位置

コインの4番が逆位置で出てくる時は、安定を求める方向性に偏りすぎ、あらゆる場面で疑いという要素が目立っていきます。
また失いたくないという欲求からタイミングを逸したり、失敗する可能性を警告する場合はコインの4番は逆位置で表れます。
そのこころは「今考えている方法や方向は目的に沿っていない」という意味です。

閉鎖的な人格性が強調されれば殻の中に閉じこもり、人の話を受け入れることは無いでしょう。

 

剣の4の解釈

理論的な知識と経験を表す剣のカードに4番の数字が合わさると、一人ひとりの個性は一旦鎮まります。
安定性と安心感を求める4番の性質が5番で存在していた主張を控えさせ、より大きな流れや大きなものに対して判断を委ねるという待ちの姿勢をもたらします。

自分で何も考えていないというよりも、中世の騎士のように色々な事を考えた上であえて自発的に何かをするということを手放し、大きな流れを受け入れ成り行きに身をまかせるといったような感じです。

4番の持つ安定性は大アルカナの皇帝の名前が指し示すよう強い力がそれよりも弱い力をコントロールしていく事によって安定性を得ようとする傾向を持っています。

一見他人任せのように感じますが、5番には存在しなかった他者との関係性が存在し、自分の世界でのみあれこれ計算し考えていた部分から一度自分という枠を手放し、より上から降りてくるものを受け入れるといった姿勢に変わります。
基本的に剣のカードには感情というものが無いので、思考が静まればそれは無の境地と同じような感覚になるのです。

 

剣の4の正位置

剣の4番が正位置で出てくる時、思考は休息の状態になります。
また判断をする、考えるという脳的行動を一旦止め、より大きな流れに委ねる事によってより良い方向へと向かう可能性を意味する時、このカードは出てきます。

特に考えすぎて動けない場合は、このカードは、考えるということにしがみつき、本来流れるべき流れから抵抗しているという事を告げる時に出てきやすいです。
人格的な事を指し示す時は、忠実な人、落ち着きのある人などを意味します。

 

剣の4の逆位置

逆位置として出てきた場合は、まず抵抗しているという意味合いが強調されます。
特に考えグセを持っている人は、逆位置としてこのカードをひきやすい傾向を持っています。
自分自身も自分のことを占う時に、考えグセを持っているためか考える事が解決策につながらないという警告を受ける時、このカードの逆位置をよく引きます。

また焦りから失敗する行動を撮ろうとしている時、雑音や雑念が多い時などにもこのカードをひきやすく、悪意や恨み、妬みなどの影響を受けていたりまたは与えようしている時にもこのカードは逆位置として表れます。

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