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タロットカード解釈:3番・女帝 12番・吊るされた人 21番・世界

タロットカード

 

タロットカードの3番・女帝、12番・吊るされた人、21番・世界の解説をしています。

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3番の女帝で起こす行動

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3番の女帝は、1番、魔術師で決まった足場と方向性を元にして2番、女教皇で出てきたあらゆる要素を受け入れた後に起きる生産の場面です。
女帝の場面で人は初めて行動を起こします。
数字で見る3番とは表現をする数字です。
一口に表現と言っても、方法は千差万別であり、表現とは生産です。
女帝のカードもまた女性がメインとなるカードですが、器を象徴する女性からあらゆる物事が生み出されていく段階です。

 

絵で見る女帝のカードは、女性という人物が帝という位についている事がとても重要なポイントになります。
女帝のカードは絶え間なく生産、表現、創造を行う場面なので、リーダーシップを取って、どんどんと前へと進んでいく事を促すカードでもあるということです。
そしてもう一つ大切なことは、女帝は生み出す事が役割のため考え方や、方法、行動が安定することは無く、常に変化する事こそが大切な要素である。と言うことです。

 

女帝:正位置

女帝のカードが正位置で出た場合、まず絶えず変化しやすい状態ではあるものの、気持ちはポジティブであり、周囲の否定的な影響を受けにくい状態であるという事を指し示しています。

 

既成品よりも、自分でつくってみる事、試行錯誤を繰り返す事。
このカードでは、変化する事が当たり前なので、失敗を恐れず色々な表現方法を試してみると良い。というアドバイスが出来ます。

 

女帝:逆位置

女帝が逆位置に出てくる時、あらゆる面で雑な取り扱いをしている事が問題の原因となる事を意味しています。
また、止まらない。という女帝のエネルギーが逆流すれば悪化していくとわかっていても止められない、落ち着きが無い、悪習慣を続ける。等の暴走とも言えるような出来事を警告しています。

 

 

12番・吊るされた人。テーマは「制限」

タロットカード

 

社会に出ると、何もかもが自分自身の思い通りに進むということはありません。
また、法律などの自分たちの生活に秩序を与えているものもタロットからすれば「制限」のうちの一つに入ります。

 

数字で見る吊るされた人は、創造性が両極端なバランスの中で揺れ動きいつ、どこで、何を、誰に、どのようにして表現すればいいのか?
を見つけ出すための課題が与えられます。
また、2番の数字は1番の創造性をある一定の範囲の中へと閉じ込めようとするので、お互いに内部でぶつかり合います。
絵柄としての吊るされた人は、手足を自ら拘束し、重力に逆行する事によって、自らを制限の中に置きながら意識と無意識の関係性を真逆にしています。

 

例えば何か良いアイディアが見つかったとします。
ですが、それでどうやって収益を生むのか、またはどうやって人の目に触れるようにすれば良いのか?という葛藤を起こす経験をすることになります。
はたまた、奥の制限の中で、難しい問題を解決しなければならないかもしれません。

 

吊るされた人のカードは良くも悪くも、修行と表現の2つの側面を同時に経験する場面だとも言えます。

 

吊るされた人 正位置

吊るされた人の正位置は頭が下になっているのが正位置です。
制限を受けた状況というのは苦しいものですが、ここで打開策が見つかる可能性を指し示しています。そのため、環境的に苦しいからと諦めてはならない。これが吊るされた人のカードが訴えるメッセージです。

 

解決策としては行動では無く創造、考え抜く事によって、異常な事態に強くなってきます。その強さを得た時に、吊るされてまで考える必要性がなくなるのです。

 

吊るされた人 逆位置

逆位置に出た場合、吊るされた人は頭が上になります。
これは一言「諦めた」状態である。と言うことを指し示します。

 

 

21番・世界 テーマは完結

タロットカード

 

世界のカードは、タロットカードにおける終着点とも言えるカードです。テーマは「完結」。
映画やドラマ、ゲームなどには世界観というものが設定されていますが、これは何も映像作品のものだけではありません。
音楽にも作品それぞれの世界観がありますし、芸術作品や、商業施設にも世界観という「観」は存在しています。
それは個人でも同じ。ひとそれぞれの個性とは、いわばその人が持つ世界観から産まれてくるものだとも言えます。
数字で観る世界のカードには、イメージとして考えていたものに形を与える内外の創造性を持ちます。
自分らしく生きていると思う瞬間、人は、自分の周りの環境を上手く調和させ、コントロールできています。

 

21の数字は、自分一人だけの創造ではなく、周囲を巻き込んだ創造。
調和があってこその表現です。
日常生活において、全てが完璧に調和し続ける。というのは、難しい事です。だからこそ、調和している瞬間、人は幸せだなと感じる事も出来ます。
絵柄で観る世界のカードは、人の周囲をめぐる輪が調和を示し、四方に存在する獣の姿は環境を示します。
悩み多い人であれば、自分自身はもとより、自分を取り囲む環境と調和点を見出すきっかけがあることを意味しますし、恋愛関係であるのなら、世界のカードは相談内容に応じて「完了」の意味を指し示すでしょう。

 

世界のカードは、何をどう質問したか?によって、その効力が変わります。
また、カードの性質上、すぐにその意味した状況が訪れるとは限りません。
その代わり、世界のカードが出たのであればお守りとして画像やイメージとして持ち歩くことによって調和をたすける役割を果たしてくれます。

 

「世界」は動的なカード

タロットカードの中で世界のカードは唯一動くカードと言っても良いでしょう。
正位置として世界のカードが出てきたのであれば、発展的な関連性を他のカードや質問内容へとつなぎます。
他のカードが正位置であれ逆位置であれすべての要素と環境を包括する世界のカードはあらゆる関係性を発展へと結びつけます。
変に固定される事が無く、工夫が生まれ、環境にも縛られない。
組織ですらも迎合すること無く、生活を作り出す総合力をもたらす「与える」カードです。

 

世界が逆位置に出た時、価値観や、環境等、自分自身にとって弱みであると思い込んでいる場所に問題を解決するカギがあります。
複数枚のカードを引いているのであれば、他のカードで逆位置に出ているカードが無いかを確かめると良いでしょう。世界が示す問題点と解決策はすべて、そのカードに結び付けられます。

 

また中途半端な状態である。と言うことも世界のカードが示す意味合いの一つです。

 

物事が進展するためには、何か完結させておかなければならない事がある。とカードは告げます。ですが、同時に世界のカードは逆位置であってもそのカードが持つ効力に変わりはありません。

 

もしも、現時点で特定できなくとも、世界のカードは色々な要素を関連付けて、中途半端な状態を完結へと結びつけていくでしょう。

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