カードをシャッフル、カットする正しいやり方:初めてのタロット占い2
いよいよタロット占いに挑戦です。
まずはタロットカードを混ぜ合わせなければなりませんが、その方法には「シャッフル」と「カット」の2通りがあります。トランプカードの混ぜ方でもカットとシャッフルがありますが、トランプの場合のシャッフルは「リフル・シャッフル」と言って、デッキ(ひと組のカード)を二つに分け、それぞれを両手に持って人差し指でカードの真ん中を押して反らしながら二つの山を先端で合わせ、お互いが少しずつ交互に重なるように混ぜていくやり方です。「リフル」とは、カードをバラバラにはじくという意味です。
タロットカードの場合は、トランプカードよりも大きく厚みもあるので、このリフル・シャッフルはやりづらいですし、カードを痛めてしまいます。
タロットカードをシャッフルする方法
タロット占いを行う場合、使用するカードには次の3通りがあります。
1. 大アルカナ22枚のみを使用する
2. 大アルカナと小アルカナのすべてのカード(フルデッキ)78枚を使用する
3. 大アルカナ22枚、小アルカナの数字カード40枚、人物カード16枚をそれぞれ別々に使用する
一般的には1.大アルカナのみか、2.フルデッキのどちらかの方法で占いますが、特にフルデッキ78枚を用いる場合はカードの枚数も多く、なかなか混ぜ合わせにくいと思います。
そこでタロットカードの場合は主に、テーブルに敷いたクロスの上で混ぜ合わせるシャッフルを行います。
まず、クロスの上に裏返しに置かれたカードの山を崩します。崩し方はどんな方法でも良いと思いますが、例えばトランプのマジックでやるように、片手で山を左右どちらかに延ばして1列に広げる方法も良いかも知れません。
崩され、広げられた裏返しのカードを、次に両手を使って時計回りに円を描くようにかき混ぜていきます。このときに気をつけたいのは、まんべんなくかき混ぜないと案外とよく混ざっていないことが多いということです。シャッフルは念入りに行う必要があります。
よく混ぜるにはカットとシャッフルを組み合せる方法で
カットはトランプと同じようにカードの山を左手に持って切っていきますが、カードをよく混ぜ合わせるために、このカットとシャッフルを組み合せた混ぜ方が良いかも知れません。
1. まずカードを手に持ってカットを何回か繰り返して行います。
2. その後にカードの山をテーブルのクロスの上に置いて、かき混ぜるシャッフルを行います。
3. 充分にかき混ぜたら横向きにひとつの山にまとめ、今度はその山を片手で3つの山に分け、好きな順番でまた重ね直すというカットを行います。
4. 最後に横向きの山の左側を上にして縦向きにします
ここまでを一連の動作として、シャッフルを終了させます。なおシャッフルという言い方は、カットも含めてカードを混ぜ合わせる動作のすべてを表現しています。
シャッフルは意識を集中させて
シャッフルを行っているときに気をつけたいのは、カードに向かって意識を集中させるということです。ただし、決して力を込めてというのではなく、静かな心持ちで意識を散漫にせずに集中させることが大切です。
自分を占う「ひとり占い」の場合でも、何を占いたいのか、タロットに何を教えてもらいたいのかの内容を整理し質問の焦点を絞り込んで、静かにカードに問いかけながらシャッフルを行えば、意識が集中できるかも知れません。