5W1Hリーディング…タロット占いで質問を解決に導く読み方・伝え方
人は意識していようがいまいが、絶えず独り言を言っています。
ただそれが発音されていないだけ。
占いの時は特に独り言が多くなるかと思います。
5W1Hに沿ってタロットカードを引いていく際、予め整理整頓されている質問なので、占いやすい反面、慣れ親しんでいる言葉でもあるため、いつの間にかなんで?何故!?となっている場合もあるかと思います。
それを防ぐためにも、5W1Hの伝え方を知っておくと、いいと思います。
これは質問にも大きく関係してくる部分です。
例題:人間関係で嫌な事があり、占おうと思った場合
まさしく、なんであの人はあんな態度を取ったんだろう!?と思わず使いたくなる場面だと思いますが、まずはありったけの愚痴を紙に書き込んだり、言葉にしたりして、鬱憤をスッキリさせましょう。
カードを引く手はその時の気分を反映させます。
怒りで引けばより怒りを助長する物事を警告としてカードは発してくるでしょう。
これでは何のために占いをするのか解らなくなってしまうので、まずは心身にたまっている不平不満を表に出し、自分自身をスッキリさせるところから始めます。
ようやく落ち着いてきたなと思ったら、解決の道のりを歩み始めればいいだけです。
「なぜ」や「なんで」を言い換えていく
5W1Hに沿って言葉を言い換えていきます。
What…何が気に入らないのか?
問題の発生する要因の「内的環境」に関係する問題を探りあてます。
Who…誰の事を怒っているのか?
きっかけは決して、その場にあるとは限りません。
問題が発生した本当のきっかけは「外的要因」に当たる関係者の誰に本当は怒りの感情を抱いているのか?を探り当てます。
When…それはいつ、起きたのか?
時系列は「外的要因」にあたる問題の要素です。
何かスイッチが入るきっかけが過去にあったのか?を指し示します。
Where…どこで起きた事を怒っているのか?
場所というのはとても複雑で「外的要因」と「内的要因」の2つの要素が重なる接点でもあります。
その場にあったもの、起きていたこと、周りで知らずに共有されていた思い、時間帯……あらゆるものが交差する場所は問題の核心に当たる物事を探り当てるのに、とても重要な質問と言えます。
How…どうすればいいのか?
これは問題の渦中にある「あなた自身」に関する要因を探り当てると共に、解決への道を探り当てるための質問になります。
そして……最後の最後に「なぜ」を持ってきます。
Why…何故、この問題を経験しているのか?
問題は言い換えると「課題」となって現れている場合があります。
実は、相談を受けていく中で最後に「何故、この問題をこの人が経験する必要があるのか?」と質問をし、カードを引いてみると、その人が今、どんな成長のタイミングにあるのか?が明確になる事があり、その答えに相談者さんが最も納得する事が殆どです。
「WHY」はあくまでも客観的に扱う
何故という質問自体は物事を論理的に、中立的に整理整頓する効果を持っています。ですが、使いすぎればただ責められているように感じる程冷たい言葉とも言えるのです。
4W1Hで導き出した答えの最後にWhy?を持って来て占いを完結させる事によって、全体のカードの物語が集約されて出てくるので、多少途中がピンと来なくても、ここで全部が繋がる場合がよくあります。
占いの締めに何故を持ってくる事で自分にとってとても深く思わず「へぇ!」と言いたくなるような答えにめぐり逢えるかもしれません。