目で見て数字で読んで気持ちで感じる!タロットリーディングアプローチ
ここまでタロットカードに込められた意味やメッセージを引き出す方法や知識をお伝えしてきましたが、タロットカードのリーディングには3つの入り口があります。
絵柄から来る見た目のイメージ
これは特に大アルカナのカードでよく起きる事なのですが、相談内容と、絵柄の内容がびっくりするくらいマッチしている場合というのがあります。
また、人物カードでもピタリと当てはまるような絵柄が出てくることがあります。
これは状況とカードの答えがピタリとハマっている相性の良いタイミングなので、まさに「引くべき時に引いたカード」が揃うとよく起きる現象です。
タロットは気に入ったデザインのものを選んで使う
この現象は占う側の精神状態が比較的穏やかで中立的な時であるという条件の他に、自分の気に入ったデザインのカードを使っているかどうかにも深く関わってきます。
タロットカードは多くのイメージを刺激知るがゆえに多彩なコンセプトやテクニック、モチーフを元にしたデザインカードが数多く存在しています。
自分も占いをする時、その時の気分で使うデザインを変えたりしています。
こうして、見た目をその時の気分に合わせる事だけでも的中率というのは上がる傾向性を持っています。
例えば日本の絶景のパズルをしたい時もあればカワイイ動物のパズルを作りたくなる時もありますよね?
その日の食べたいものが変わるように、その時のタイミングで好むデザイン性も変わってきます。
タロットカードはあまり細かいシステム的な事を気にせず、お気に入りのデザインを選ぶ事をオススメします。
数字から読み取るちょっと理論派なアプローチ
タロットカードには、番号が振られています。
この数字を元にしてリーディングを行う事も可能で、特に他者を占う際や「あの人、どんな人なんだろう?」と人物像を明らかにしたい時には、数字を頼りにリーディングを行っていくことで精度の高い分析を行うことができます。
数字を頼りにリーディングをする占い方法は、どちらかと言えば分析や分解していく物事の時に頼りになる方法です。
その代わり、数秘術に関係する知識が必要になってくるのと、カードそのものが持つ意味、数字が持つ意味の2つを掛けあわせながら答えを分解していくやり方なので、初心者の方には難しいかもしれません……。
カードに慣れてきて、ステップアップや他人を占ってみようとなった段階で、数字という引き出しを持って置くと、答えに迷う事無く「なんでわかるの!?」とおどかれるかもしれません。
気持ちにスッと入ってきたメッセージで占う
タロットを引くと、絵柄も数字も飛び越えて、気持ちに直接入ってくるようなメッセージを受け取る場合があります。
あまり起きなさそうでよく起きるのは実はこのパターン。
そして、一番もっともな答えが導かれるのも、このパターンです。
気持ちで読むリーディングは潜在意識に入っていたイメージがカードによって刺激され、意識へと登ってきたものです。
潜在意識は通常の意識よりもはるかに多くの情報を処理し、保管しています。
ですが、潜在意識の処理速度に意識が追いつくことができません。
そのため、多くの情報は基本的に眠っているのです。
これがカードをきっかけとして出てきた時、多くの場合はかなり抽象的な単語として現れることが殆どだと思います。
占う際にはメモ用紙を準備して
気持ちに入ってくるリーディングは、即座にメモを取ること。
これをおすすめします。
後で思い出してみようなんて考えていると、せっかく浮かび上がってきたのに再び無意識の海の中へと沈んでしまいかねません。
その場では抽象的であっても書き留めてさえおけば後で具体的な言語へと練り上げる事ができます。
そして、そのメッセージを元にして再びカードを引き直す事によって、より深い解決策やヒントを得ることもできます。
気持ちのリーディングはいつ、どんなタイミングで起きるかわかりません。
手元には、是非ともメモ用紙を用意しておきましょう。
占いでは経験則も大切
教則本や、タロット関連のカードに記載されている意味というのは一般的な枠を超えることができません。
それぞれの意味合いは70%近く当てはまる反面、残りの30%は個人で広げ、意味合いを創りだしてくための枠です。
世の中に出ている意味だけが絶対ではありません。
あなたがカードを引き、こんな意味合いもあるのかな……と感じたものこそ、カードが本当に伝えたがっているメッセージです。
そのメッセージをどんどん追加していくことで、タロットはあなたのために役立つ道具に成長することが出来ます。
諸説、教則はあくまでも入り口。その後に続く道はあなた自身がいくらでも切り開いていける自由な道です。
自由に発想し、自由に都合よく意味を変え、タロットリーディングを楽しんでください。