コートカードを読み解くタロットカードリーディングのヒント!揺れ動く気持ちを察するカップのペイジ
流れ来るままに感情を受け止めるペイジは刺激によって常に揺れ動く関係性を知らせるのが役割。
具体的な境界線の無い、中途半端な関係性はカップのペイジで何を共有しているのかを調べると相手の気持ちがわかる。
具体的な形に出来上がったものを受け取り、評価するペイジのカードに流れ結びつくカップのペイジは、外界に与えている刺激を知る事の出来るカードです。
ナイトが与える刺激とは、いわゆるその場の雰囲気
その刺激を受け取った瞬間、ペイジは一気にその刺激に感化され、ナイトと同じ感情を共有する事が出来ます。
例えばお祭りやパーティー、イベントなどの人が集まる場所で、その場に流れる空気感から自分自身もなんだか楽しくなってきたり、逆に自分自身が主な影響を受けている人が緊張していると、自分も緊張をしてきたりする事はありませんか?
これがペイジが受け取っている刺激です。
感情の特徴は、その場にいる人や特定の人など自分以外の人と同じ気持ちを共有する事が出来る事です。
占いにおいてカップのペイジが指し示す人物は感受性の強い人を指し示します。
感受性が高いという事は、その場で共有されている感情の流れを敏感に感じ取り、自身もその感情を受け取るという事です。
またもう一つの意味においては、はっきりとした関係性が決まっていない間柄を表す場合もあります。
総じてカップのペイジは一箇所に留まっている事が少ないのが特徴であり、役割なのです。
揺れ動く特製を活かしたタロットカードリーディング
揺れ動くという特徴を活かして、自分自身と他者との関係性を探る事が出来ます。
例えば、気になる相手がいたとして、その人の気持ちを知りたい場合などです。
例えば恋愛において、合コンや何かの集まりで初めてであって以降、気になる相手がいたとします。
その場では盛り上がって話もよくし、連絡先も交換したが、冷静になってみると、今自分が抱えている感情が恋愛感情なのかどうなのかもわからず、その後の連絡も無い。そんな状況の中、相手の気持ちが知りたいという相談が占いではよくあります。
これは、その場で受けた刺激から共有していた感情が同じものだったのか?という問いかけで、ペイジとしてどう受け止めたか?という場面に相当します。
気持ちや感情は、刺激を受けた当の本人が心の器でどう受け止めか?によって大きく変わります。
自分の気持ちを知る事が出来るのがカップのペイジとの対話
もしも、上記の例のように恋愛において外界の刺激で自分が恋愛感情を抱き、相手はそうでもなかった場合、ナイトやクイーンのカードへ戻り、表現方法の可能性や与える感情的なエネルギーを調整していく事で、再び刺激を再現していく方法も感が得られる事が出来るようになるでしょう。
また恋愛のみならず、自分にとって微妙な人間関係の場合も、ペイジのカードと対話を繰り返し、刺激の源を探っていけば、同じ刺激で何を共有している関係性なのか?が解かってくると思います。
カップのペイジは人を引き寄せるというよりは、自分の求めている刺激を与えてくれる場所や環境を引き寄せます。
それは同時に、自分と同じ感情を共有できる関係性の人が集まる事を意味するので、自分と共通点を持つ人物と出会う事に繋がっていきます。