コートカードを読み解くタロットカードリーディングのヒント!エネルギーとしての影響を知るワンドのペイジ
ペイジの世界は消費、受け取る側の世界。
最も現実的で、もっとも身近な存在で、一般的にという言葉が一番ピタリとハマる。
ペイジカードでわかることは、不特定要素による影響
ペイジの世界はレビュー、与えようとしている要素を受け取ったとき、それはどういった影響が出るのかをリサーチできる世界。
特定の人ではなく、不特定多数の人を集めたいのならば、ペイジのカードを活用し引き寄せることが出来ます。
ペイジのカードは私達の日常生活における消費と需要の場面です。
キング→クイーン→ナイトと具体的な形に出来上がったものを受け取り、それを使いながら評価を行い、再現を目指していきます。
具体的な形になった時、キングが創造したエネルギーはその全容を包括する事は出来ません。
また、キングの創造は「完成」した形なので、ペイジに与えられる形というのは、種やきっかけにしか過ぎないのです。
その種を元にして、時に苦労し、時に工夫しながら、本質へと向かっていく道のりが後に続く10から1の小アルカナカードに示される各場面です。
ワンドのペイジを読み解く
意識における上昇と増殖を示すワンドにおけるペイジは自分の中よりも外に対してどういった影響を与えているのかを知る時に対話を重ねます。
例えば、自分と他人が持つイメージにギャップを感じた時、イメージチェンジや自分が生きていく環境を変えようと思った時。
そういった変革の意識が芽生えるとき、そこには上昇しようとするなんらかの意識の種が存在しているときです。
ペイジカードの立ち位置
元々はキングからペイジまでの創造のプロセスは一連の流れとして無意識的に行っていることなので、そこから社会だけを抜き取るような感じです。
例え小さな変化であったとしても、その変化は周囲に与えるものであり、きっかけです。
実行に移す前に予め、自分自身が意図した通りの影響を与えられるエネルギーとして整っているかをペイジのカードで確かめる事によって、その前段階であるほかのカードへ移行し練り直す事も可能になるわけです。
ペイジのカードは広く雑多に意見を吸収してきます。
ですが、それはある種の法則に従ったように、感じ取った言葉や、反応、感覚などを細かく書き留め、つなげていけば、一つの応えに必ず導かれるはずです。
影響力、エネルギーの質がわかる
自分が他者に与えているよう、自分自身も他者から何かを受け取っています。
ワンドのペイジを自分自身の受容に向けて、対話を重ねるとき、そこには、あなたがいつも当たり前のように受け取っているエネルギーの質を探る事が出来ます。
ペイジは与えられたものによって受ける影響は逐一変わります。
自分自身で変革を起こす事はペイジの役割ではないためです。
世の中の常識が常に変わっていくように、またその年の流行が変わっていくように、ペイジの世界は絶えず変化する事で、創造の結果を知らせます。
日常生活においても同じで、今自分がいる環境に違和感を感じた時。
このままでいいいのかなと迷った時。それはそういう影響を受け取っているからこそ起きている事です。
ペイジの世界で、出来事からエネルギーのみを抜き取り、観察してみることで、今自分自身が生きている世界観を感じ取る事が出来ます。