人間関係に大きく影響する「相性」って何?相性が良い人とは?相性が悪い人との付き合い方は?
占っていると相性の良し悪しを質問されます。「彼との相性はどうでしょうか?」「会社の上司と相性が悪いんですが・・・」など。
男女の仲に限らず、友人関係や会社の同僚や上司・部下、そして家族関係でもよく使われる”相性”という言葉、関係の定義。
特に恋愛においては重要とされているようで、よく質問されます。相性を考える上で、一つ参考になるのは「思考の傾向、類似性」です。
良い相性とは?そして付き合い方は?
相性というのは、二人の思考の傾向などが似ているかどうかを判断するものです。
性格が似ていると気心が合うので価値観や美意識、倫理観まで一致する可能性も高いです。
二人の思考の傾向が似ているということは、知り合って間もない状態でも一緒にいて楽しく感じることが多いはずです。
好きな本、音楽、映画など、仕事に関する考え方やライフスタイルなど、お互いを理解し合う前に昔からの知り合いだったようにスムーズにコミュニケーションが取れる状態が、一般的に相性が良いということなります。
そんな相性の良い二人も同じ人間ではありませんので、より深く関わっていくようになると「あれ?ひょっとして・・・」と考えるときがあります。
そのときに頭に思い浮かべる言葉は大体、「どうして?今まで私たちよく理解し合っていたのに・・・」など、二人の違いを「負」として捕らえる言葉です。
最初からスムーズにコミュニケーションが取れている二人なので、初めてのつまづきに動揺が隠せなくなり、お互いが理解するために話し合うなどの行動が取れなくなってしまうケースがあります。
こうなってしまうと相性の良い二人でも、関係を続けていくことが難しくなり、最悪はお別れをするケースも・・・。
そうならないためにも、お互いの本質、思考の傾向、その先にある価値観などについて、普段からコミュニケーションを取って理解を深めておくか、「少し離れて程よい距離で付き合う」ということをおススメします。
相性の悪い人とは付き合えないの?
相性が良い人とは、知り合って間もない状態でもスムーズなコミュニケーションが取れる関係であるとするならば、相性の悪い人は思考の傾向が違う、価値観が違うなどでコミュニケーションがスムーズに取れない関係である二人のことです。
「お互いの行動、考え方が理解できない」だからと言って、それは本当に付き合えないのでしょうか?
相性が悪い二人には「密着」することをおススメします。ちょっとしたこと、自分の考え方、そのときの感情、相手の好きな部分など、伝えなくても伝わると思いがちな部分こそ、キチンと言葉に出して伝えることが二人の重要なキーワードです。
知り合ったときは険悪な仲だった二人が、仕事などを通して仲良くなるケースがこれに当てはまります。
付き合う上で、最も重要で関係が長く続くのは【お互いが相手を尊敬できる】ということ。密着してお互いのことを話し合い、価値観や考え方、思考の傾向などを理解しあうことで、尊敬できる関係を構築することが可能となります。
苦手な人とのコミュニケーションは、最初だけ頑張ってみるのもアリかも
結局は、相性の良し悪しが重要なのは、知り合って間もない時期。最初のコミュニケーションがスムーズにできるかどうかに大きく影響することで、長く付き合えるかどうか、関係を長く続けられるかどうかは、お互いをどこまで理解できるかどうかに関わってくるようです。
相性が良いと言われた人は、スムーズなコミュニケーションに甘えることなく、お互いを理解するようにしましょう。
そして、相性が悪いと言われた人は相手の言葉に耳を傾け、行動を観察して、自分の感情を伝える。この努力をすることにより、二人の関係も良いものへと変わっていくと思います。