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六曜と二十八宿~現代の生活にも取り入れられている歴史ある占い

六曜と二十八宿(ろくようとにじゅうはっしゅく)。この言葉だけだとあまり馴染みのない方が多いかもしれません。

 
暦本

六曜というのは、大安(たいあん)・仏滅(ぶつめつ)・友引(ともびき)・赤口(しゃっく、しゃっこう)・先負(せんぶ、さきまけ)・先勝(せんしょう、さきがち)の6種類の呼び名があります。

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月初にリセットするという考えと、ずっと6種類を順番に当てはめていくという考えがあったりしますので、ここではあえて順不同に記載しています。
後半の3種類については、筆者が聞いたことのある呼び名を2通りずつ載せました。
それぞれ、他にも読み方があるそうです。

 

冠婚葬祭の日取りに影響を与える六曜

全部はよくわからなくても、前半3種類は聞いたことがあると思います。
現代でも、友引に葬式はしない、というのは暗黙の了解になっています。

友引は元々は引き分け、勝負のつかない日という意味合いでした。
今は一般的にはその名のとおり友を引くとされ、その日に葬儀を行うと友または誰かを引っ張ってあの世に連れて行ってしまう、と言われています。

結婚式や結納は大安吉日、というこだわりを持つ方もいらっしゃいます。
逆に、仏滅は縁起が悪いからと以前は結婚式や結納を避けていました。

 

現代では六曜の意味を気にしない人も

現代では気にしない人も増えています。
式場のプランによっては、仏滅だけ激安価格で広告を出しているところもあります。
結婚式を視野に入れていらっしゃる方は、実際に仏滅に式を行うかどうかは周りの方々とよくご相談の上で決めてくださいね。

ちなみに仏滅は「仏も滅びる最悪の日」と思っている方もいるようですが、もともとは「物滅」と書いていたので仏様はあまり関係がない、とされています。
六曜の中では赤口が一番良くない日、正午のみ吉となっています。

 

天体の位置による吉凶を表す二十八宿

二十八宿は、天体の位置による吉凶をそれぞれの日ごとに表しています。
28日周期で繰り返していくというもので、本来は天文学としての考え方でした。
陰陽道にこれが取り入れられたときに、日々の吉凶を当てはめたようです。(諸説有)

毎年年末になると、書店で販売される暦に詳細が載っています。
白地に黒い太字で「平成**年暦」と書かれ、朱と金の模様が入った表紙のものです。
流派があるのか、多少タイトルや模様が違ったりしますが、だいたい色合いは同じようです。
安いものは500円程度から、2000円以上するものまであります。

1年分の六曜と二十八宿、それ以外の吉凶もある程度載っています。
高いほど詳細が載っていますが、素人には難解かもしれません。

 

二十八宿カレンダーを参考に吉凶を見る

筆者は引越しの時に、1000円程度の上記の暦を購入して参考にしました。
読んでいると色々書いてあり、全てを気にしていたら身動きが取れなくなってしまいます。
その中で、絶対に引越しは避けたほうが良い日、というのを調べて参考にしました。
テーマを絞って使えば参考になるツールとなるかもしれません。
平安貴族の二の舞にならないよう、上手に利用してくださいね。

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